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買ってよかった「iPhone 11 Pro」:ベストバイ2019

今回はちょっと高いかなぁーーと思いながらも9月に「iPhone 11 Pro」を買いました。そこから約3ヶ月使ってきて、やっぱり買ってよかったなと思ったので、その印象について改めて書きます。

iPhone 11シリーズでは、ご存知の通り広角カメラが搭載されました。Androidではすでにお馴染みの存在でしたが、iPhoneでは初搭載。正直「広角撮影ができる」にはそこまで価値は感じません。しかし、「iPhoneで広角撮影できる」は別だったんですよね。メイン端末をiPhoneにしている者ならではの感覚です。

ストレージも毎年一番小さい容量を選んできたのですが、今回ばかりはカメラが楽しくなりそうだなぁと思い、64GBではなく256GBモデルを選択しました。3ヶ月しか経っていない執筆現在ですら、すでに60GBを使用しているので、この判断に間違いはなかったかなと思います。

なんでこんなに使っているかというと、iPhoneのカメラを使って仕事の写真を撮ることが増えたんですよね。大きなイベントでは、スクリーンが横長で普通の画角では入らないこともありますが、これもiPhoneの広角カメラで収まるようになりました。また、昔は広い展示会場のイメージを伝えるためにリコーのThetaを使って360度撮影をして、そこからトリミングするということもしていたのですが、これもiPhoneの広角カメラで済むようになりました。

▲例えば、「Adobe MAX 2019」の会場で撮った写真。こういう横に広いモニターはもはや広角じゃないと無理

関係者からは「iPhoneで撮ると画質が足りないんじゃないか?」なんて声も聞こえてきそうですが、iPhoneの広角カメラで取った写真を雑誌の誌面で使っても、画質がちょっと...なんてクレームはありません。プロ仕様の一眼を超えるなんてことは決して言いませんが、ビジネスレベルの写真として及第点は超えたとは思います。

プライベートでも撮影枚数が増えました。例えば、ここは美味しいお店だったから写真で撮っておこう、と店の前でお店の外観を撮るようなシーン。通常のカメラの画角だと、道路の反対側に渡って撮らなくてはいけませんが、広角なら店の真前で済みます。お店の内装を撮影してこんな感じだったよ、と人に伝えるのには最適です。あとは、いつもと違うちょっと凝った構図とかにも挑戦できます。

▲写真のセンスはあんまり無いですけれど、こういう構図の表現って一番左の広角が映えると思うんです▲こういう観光地の様子も伝えやすい

いろんな改良があったと認識した上で、やはりこの広角カメラの有無が従来モデルとの体験の差としては大きかったですね。iOSのプラットフォームで広角カメラが使えるのは嬉しい。これだけで買ってよかったと思えました。

また、11シリーズの中でも、Proシリーズを選んだのは、望遠カメラが目当てでした。iPhone 11 Pro/Pro Maxの望遠カメラは、従来よりもF値が小さくなり暗所に強くなっているので、従来モデルのiPhone XSの望遠カメラと比べても、仕事で活躍する度合いが高まりました。正直、夜景モードが使えるようになったよりも、嬉しかった進化です。

報道発表会を取材するという職業上、暗い部屋で投影されたスライドを少し遠くから撮影するというシーンがかなり頻繁にあります。このときに明るい望遠カメラが活躍するんです。筆者が仕事用に使っているコンデジ「LUMIX DMC-FZ1000」がちょっと古いモデルだという事情もあるのですが、暗めの照明の発表会場でスライド写真を撮影するときなどは、コンデジを使うよりももはやiPhoneの方が綺麗に撮れてしまいます。登壇者の顔をアップで撮影するとき以外は、ほぼiPhoneで済ませていると言っても過言ではありません。



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