AirPodsに限らず、全てのワイヤレスイヤホンで問題とされるのが「遅延」です。信号をワイヤレスで送受信するためある程度の遅延は必ず発生するのですが、この遅延がAirPods Proで大幅に小さくなっていることが判明しました。
初代AirPodsからほぼ半減
ワイヤレスイヤホンの遅延が問題となるのはゲームアプリなど、ユーザーの入力に音声が反応する場合です。この際に大きな遅延があれば、操作感が大幅に損なわれるだけでなく、ゲームの種類によってはプレイ不可能になるほどの問題になります。そのため音が重要になるゲームのプレイヤーの多くはワイヤレスイヤホンを避けるのですが、AirPods Proの遅延の低下はそのプレイスタイルに変化をもたらすかもしれません。
あるネットメディアがAirPods(初代)、AirPods(第2世代)、AirPods Pro、Beats Studio 3、Sony WH-C700Nの遅延を測定した結果、AirPods Proは他のイヤホンに比べて遥かに優秀な結果を残し、初代に比べて遅延をほぼ半減させたことが確認されています。
テストからAirPods Proの遅延は144msであり、初代AirPodsの274ms、AirPods(第2世代)の178msとなったことが判明し、AirPodsの遅延が大幅に改善されていることがわかります。また上記グラフからは他のイヤホンと比べてもかなり優秀なこともわかります。遅延144msという水準は一般的な人が遅延を感じるギリギリのラインとされ、AirPods Proは非常に優秀なイヤホンと言えそうです。