ユーザーローカルは12月23日、ディープラーニング(深層学習)により顔画像から感情を読み取る「ユーザーローカル 表情推定AI」を無料で提供開始した。新サービスは、人の表情から喜び・怒り・悲しみ・驚き・無表情の5感情をそれぞれ数値化でき、そのデータをWeb APIを使って他のシステムに組み込み可能という。
同サービスの利用シーンとして同社は、広告効果測定、映像・ゲームなどコンテンツ評価、店舗・施設の来訪者分析、防犯・見守り、対面型業務スタッフの表情トレーニングの6点を例示する。
広告効果測定では、デジタルサイネージ広告を見た人の反応を取得可能という。
映像・ゲームなどコンテンツ評価では、視聴者の感情の変化をコンテンツやゲームの制作にフィードバックできるとしている。
店舗・施設の来訪者分析では、来訪者の満足度を測定したり、来訪者がストレスを感じやすい場所を特定して導線やレイアウトの改善に生かしたりできるとのこと。
防犯・見守りでは、街中や学校、駅といった公共空間で、迷子や困っている人の検知に利用できるとしている。
対面型業務スタッフの表情トレーニングでは、接客など対面業務に従事するスタッフのコミュニケーション評価や表情トレーニングに利用できるという。
同サービスは、サービスサイト上で無料で利用できる他、法人向け・外部サービス向けに組み込み可能なWeb APIを無償提供するとのことだ。