小惑星探査機「はやぶさ」の後継機となる小惑星探査機が、「はやぶさ2」。小惑星リュウグウへの着地とサンプル採取、そして地球まで持ち帰るのを目的に開発されました。
このはやぶさ2が打ち上げられたのが、2014年の今日です。
駆け足で打ち上げ後から現在までの軌跡を追うと、2018年の6月に地球から3億km離れたリュウグウへと到着。9月21日にはRover1AとRover1Bを搭載した「MINERVA-II1」を分離し、リュウグウへの着陸を成功させました。10月3日には独仏共同製作の着陸機「MASCOT」を分離。こちらも着陸が成功し、観測活動が行われました。
メインミッションとなるサンプルの採取は、今年2019年の2月22、そして7月11日の2回実施。どちらもタッチダウンに成功しており、サンプルが採取できている可能性が高くなっています。実際に採取できたかどうかは持ち帰るまでわからないままですが、シーケンスそのものは無事に成功していますので、その確率は高い......ハズです。
その後、10月3日にRover2を搭載した「MINERVA-II2」を分離。Rover2は正常な動作ができないことが判明していたため、上空1kmからの落下の様子を観測するという実験に切り替わりました。多少のトラブルはあったものの、実験そのものは成功しています。
これで予定されていた実験はすべて終了となり、はやぶさ2は11月13日にリュウグウからの離脱を開始しました。地球への帰還予定は、2020年末となっています。
12月3日のおもなできごと
1994年、SCEが家庭用ゲーム機「PlayStation」を発売
2010年、ウィルコムが月額980円の「だれとでも定額」を開始
2010年、パナソニックが「LUMIX DMC-GF2」を発売
2014年、JAXAが小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げ
2018年、SIEが「プレイステーション クラシック」を発売