テキストメッセージ送受信を始めとするコミュニケーションサービスを提供するTwilio SendGridによって公開された2019年における電子メールのベンチマーク調査によると、8万人を超える送信者から、合計で毎月600億通以上のメールが送信されていることが分かりました。調査によると、受信者1人あたりのメール受信数は2018年より増加しているものの、メールを開封してメール内のコンテンツをクリックする割合は低下しているということが判明しました。
アメリカとイギリスを対象に行われた調査の結果を見ると、送信されたメールを受信者が開封する割合(Aggregate Open Rate)、メール内のコンテンツをクリックする割合(Aggregate Click Rate)、メールを開封しメール内のコンテンツをクリックする割合(Click-to-Open Rate)は、2018年よりも低下が見られます。中でもメールを受信者が開封する割合は大きく低下しています。しかし、受信者が送信するメッセージの平均数は1カ月あたり8.3通と、2018年よりも増加していました。
受信者に対してアンケートを行ったところ、84%が少なくとも1日に1回はメールをチェックし、63%の人は1日に何回もメールをチェックしていることが明らかになりました。
さらに、受信者に電子メールに必要なコンテンツの量についてアンケートを行ったところ、90%以上が、少量のテキストか1~3段落ほどの量がちょうどいいと感じていました。画像だけの内容や、4段落以上の長文メッセージを必要とする受信者はほとんどおらず、全年代で共通した結果となっていました。
さらに、受信者に電子メールに必要なコンテンツの量についてアンケートを行ったところ、90%以上が、少量のテキストか1~3段落ほどの量がちょうどいいと感じていました。画像だけの内容や、4段落以上の長文メッセージを必要とする受信者はほとんどおらず、全年代で共通した結果となっていました。
企業から配信されるメールに対して、何を配信してほしいかを決定するタイミングについてのアンケートでは、メールアドレスを企業に通知する際に配信の有無を決定したいと考えている受信者が約60%を示していました。
なお、より詳細な調査結果については、Twilio SendGridのメールサービス使用者にのみ公開されています。