コープデリ生活協同組合連合会(以下、コープデリ連合会)では、各種の生協事業を支える仮想化基盤の再構築を実施した。旧環境における様々な課題を解消すると同時に、今後の成長をしっかりと支えられる先進的で柔軟なITインフラを実現するのが狙いだ。
その中核を担う製品として、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)である「HPE SimpliVity 380 Gen10」を新たに採用。
インフラの性能強化やバックアップ業務の改善、ITコスト削減など、数多くのメリットを実現している。
■目次
・大量のサブシステム群を収容する仮想化基盤の再構築が課題に
・優れたストレージI/O性能を評価し 「HPE SimpliVity」を新たに採用
・バックアップ機能の充実度を評価 旧環境からの安定的な移行も実現
・3時間のバックアップを1分以内に短縮 リソース有効活用とコスト削減も実現
大量のサブシステム群を収容する仮想化基盤の再構築が課題に
関東信越1都7県の7生活協同組合で構成されるコープデリグループでは、「ともに はぐくむ くらしと未来」の理念の下、宅配事業や店舗事業、福祉事業、共済・保険事業、チケット事業、住宅関連事業など多彩なサービスを提供している。
中でも事業活動の幹である"食を中心とした事業"では、おいしさや安全・安心、利用しやすい価格を追求。組合員一人ひとりの暮らしに生涯にわたり貢献することを目指している。
その同グループの一員として、商品・システム・物流・経理・人事教育などの共通基盤整備を担うのがコープデリ連合会だ。
同連合会 情報システム システムサービス部 部長・インフラ課長(兼任) 風間 純 氏は、情報戦略に関わる取り組みについて
「かつては各会員生協がそれぞれ個別の情報システムを保有していましたが、インフラ環境の全体最適化やコスト削減を図るべく統合を実施。現在は、当連合会が各種業務システムの構築・運用を一手に引き受け、共同利用を行う形にしています」と語る。