Windows 7のセキュリティサポート終了があと1カ月ほどまで近づいてきた。Microsoftは12月10日(米国時間)、Windows 7 Service Pack 1などを対象とした月次更新プログラム「KB4530734」を公開したが、その内容を伝えるWebページにおいて、2020年1月15日以降、Windows 7 Service Pack 1の利用を続けるリスクを説明する通知をフルスクリーンで表示すると伝えた。
この通知は、ユーザーとの対話が成立するまで画面に残るとしているが、Extended Security Update(ESU)を購入した場合のWindows 7 Service Pack 1のプロフェッショナル・エディションについては、通知は表示されない。
サポート終了に関しては「Windows 7 のサポート終了情報 - Microsoft」に情報がまとまっている。
Net Applicationsの報告によると、2019年11月時点におけるWindows 7のシェアはデスクトップ向けオペレーティングシステムにおいて26.86%で第2位。第1位はWindows 10で53.33%、第3位はMac OS X 10.14の4.15%となっている。Windows 7はあと1カ月でセキュリティサポートが終了するという状況にもかかわらず、依然として高いシェアを維持している。
Windows 7のシェアは段階的に減少しているものの、このままのペースで減少を続けると、セキュリティサポートが存在しない状況でかなり長期に渡って使われ続けられる可能性が高いと言える。
セキュリティサポートが終了したプラットフォームはサイバー攻撃の対象になりやすく注意が必要。サポートが終了する前に、セキュリティサポートが提供されているオペレーティングシステムへ移行することが望まれる。