寒くなってきて暖房のきいた部屋にこもりっぱなしの方も多いだろう。空気の質が健康に悪影響を与えないうちに換気するべきだが、なんせ空気には色がついていないのでセンサー頼みになる。
Kickstarterに登場した「bluSensor®AIR」は、温度や湿度、空気の質が測れてさまざまな機能と連携できるIoT時代のスマートセンサーだ。
・換気が十分かどうかを教えてくれる
bluSensor®AIRでは、温度や湿度のほかに、CO2やほこり、有害有機化合物(VOC)なんかが計測して室内の空気の質を監視。換気が十分かどうかを教えてくれる。
コンセントに挿すだけで使えるので、測定したい場所にセンサーを直接設置すればよい。センサーデータは内蔵フラッシュメモリに保存され、スマホと同期すればアプリからの確認が可能だ。
アプリからは複雑な分析結果も確認できるようだが、空気の質が良いか悪いかはデバイスを一目見ただけでLEDの色でわかるようになっている。
・Bluetooth LEアプリの開発にも対応
ここまで見ると、単なるコンパクトで使い勝手のよいセンサーだが、bluSensor®AIRでできることはこれだけではない。
例えば、Apple HomeKitを利用することができて、Siriに室温などをたずねることができるし、IFTTT連携すれば、CO2の濃度が閾値を超えたらメッセージを送る……といったさまざまなアクションにつなげられる。
アプリからログをCSV形式で送ることもできて、自身で風呂場の湿度を分析をしたいときなどに役立ちそうだ。
センサーと連携したBluetooth LEアプリを開発したい方向けにはAPIも公開してくれている。標準的なIoTのネットワークプロトコル、MQTTもサポートしていて、センサーデータを使ってなにかやりたい方には最適なデバイスだろう。
bluSensor®AIRはKickstarterにて支援受付中、現時点で69ユーロ(約8300円)の支援枠がわずかに残っていて、送料は20ユーロ(約2400円)となっている。