韓国サムスンが2020年にフォルダブル(折りたたみ)スマートフォンを2機種投入し、そのうちの縦折り型(クラムシェル型)は10万円以下で投入されるとの観測が、海外から伝えられています。
韓国オンライン新聞のThe Korea Heraldによると、サムスンは2020年2月頃に縦折りスマートフォンを、8月頃にGalaxy Foldの後継機種となる横折りスマートフォンを発表します。そして、前述の縦折りタイプの価格がおよそ100万ウォン(約9万1000円)になると伝えているのです。
これまでに大手メーカーからは2機種の横折りスマートフォン、1機種の縦折りスマートフォンが発表されましたが、モトローラの縦折り型「RAZR」は1500ドル(約16万円)と、Galaxy Foldの1980ドル(約22万円)やファーウェイのMate Xの1万6999元(約26万円)よりも廉価でした。これは、縦折りタイプでは本体やディスプレイサイズが小型になることが原因だと推測されます。
サムスンが2020年に縦折りスマートフォンや次期横折りスマートフォン(内折り、あるいは外折りタイプ)を投入することは、以前にも報告されていました。今回の報道でも、サムスンは縦折りスマートフォンの反響次第で今後の折りたたみスマートフォンのラインナップの拡大を決定することを伝えており、同社が新フォームファクタの端末に力を入れていることがうかがえます。
またThe Korea Heraldは、韓国LGも2020年に同社初の折りたたみスマートフォンを投入すると伝えています。2020年は、今年以上にさまざまなスタイルの折りたたみスマートフォンが市場を賑わせそうです。