文具メーカーのキングジムは12月4日、電子ペーパー採用のデジタルノート「Freno(フリーノ)」を発表。クラウドファンディングサイトのMakuakeにて支援募集プロジェクトを開始しました。
▲ワコム製のデジタルペンは鉛筆に近い太さで持ちやすい
フリーノは、E Ink社の6.8インチ電子ペーパーディスプレイを搭載し、タッチ操作と4096段階の筆圧検知に対応したペン入力が行える製品。ワコム製のデジタルペンを使って文字やイラストが描けます。暗い場所でも使えるようにフロントライトを備えるほか、明るさや色温度の調整も可能。目への負担を軽減してくれます。ちなみに、ペンの応答速度は20ms程度です。
本体サイズは132×175×9.8(W×H×D)mm、ペン含む重さは約240gです。内蔵ストレージ容量は8GB。本体は付属のUSBケーブルで充電でき、ペンの充電は不要。Wi-Fi(802.11b/g/n 2.4GHz帯)に対応します。
書いた内容をすぐに見返せる
▲フリーノの検索画面
保存したノートをタイトルやタグなどで検索できるのもフリーノの特徴です。
▲プロジェクトを担当する東山慎司氏
キングジムでフリーノのプロジェクトを担当する東山慎司氏は、同日行われた発表会で「私は、もともと紙のノートを愛用していましたが、紙のノートは書いたページがすぐに探せず、ノートを取る気力さえ失ってしまった」と述べ、「フリーノでは、すぐに書いて記録できるアナログの良さを取り入れつつ、書いた内容を後から簡単に確認できるように工夫した」と新製品のこだわりについてアピールしました。
カレンダーやDropboxとの連携も可能
▲フリーノでカレンダーを表示
フリーノでは、約1万3000ページまでノートを保存でき、横罫や方眼、TODOリストなど計12種類のフォーマットから選択できます。また、約2000ファイルのPDFを保存でき、ドキュメントの閲覧だけでなく、デジタルペンを使って書き込むこともできます。
さらに、カレンダーを使ったスケジュール管理やメモが作成できるほか、USBケーブルやmicroSD経由でのデータ取り込みや、Dropboxとの連携も可能です。
文具らしさを追求
2019-12-04 02:40:01