12月3日、アドビはパシフィコ横浜にてクリエーター向けのカンファレンス「Adobe MAX Japan 2019」を開催しました。
基調講演には、アドビシステムズ日本法人代表取締役のJim McCready氏が登壇。約20年前にInDesignが開発された当時から、日本がユニークなマーケットであったと強調します。また、最近はデザイナーやアーティストを描いた作品「左利きのエレン」や、アニメ化が決まった人気漫画「映像研には手を出すな!」とのコラボについても紹介し、日本におけるクリエイティビティツールの注目度が高まっていることも触れました。
▲Jim McCready氏
続いて、アドビの最高製品責任者であるスコット・ベルスキー氏が登壇。製品担当者のライブデモを交えながら、各製品のアップデートについて紹介。クリエイティビティの足枷となるのは、勉強や制作作業にかかる時間であると述べ、こうした時間の節約が製品のアップデートにおいても最優先事項となっているとアピールします。
スコット・ベルスキー氏
最初に紹介したのは、「Adobe Creative Cloud」のアップデート。画面レイアウトが大きく変わったことや、パブリックライブラリから無償で素材が提供されており豊富なアイコンを活用できることを取り上げました。
Adobe Creative Cloudの新しい画面から素材を選ぶ様子
デスクトップ版のPhotoshopについては、ワープ機能が強化されたことや、オブジェクト選択ツール、クイック操作の「背景を削除」を紹介しました。Premiere Proで横長素材をスマートフォン向けに調整するにはオートリフレーム機能が便利
スマートフォン向けのPremiere Rushについては、リリース後に要望が多かった「速度変更」機能が追加されていることや、新たにTikTokへの共有も行えるようなりました。