凸版印刷とグループ会社のフレーベル館は12月2日、両社が持つアナログ教材とデジタル教材やアプリ組合わせた幼児向け家庭学習支援サービス「できるーと」の開発を発表した。
第一弾として2020年1月に「できるーと ~かずシリーズ~」全3巻をフレーベル館から販売する。アプリ利用料を含み各1,500円(税別)。対象年齢、4~6歳となる。
アナログとデジタルの特徴を活かした教材「できるーと」は、書く・貼る・切るなど絵本を使った体験や基礎的な理解(ワークえほん)、出題とヒントで基礎力を身につけ、自分で問題を創るなど画面タッチを通じた思考力や発想力の向上(ワークアプリ)に、子どもの習熟度をリアルタイムで通知し、保護者の最適な教え方やほめ方をサポートする保護者向けアプリケーション(おうえんアプリ)の3つそれぞれに役割が分担されている。
監修者に白梅学園大学の無藤 隆教授、共立女子大学の白川 佳子教授、指導者に東京家政学院大学の和田 美香准教授、國學院大學の吉永 安里准教授と幼児期の教育や子どもの保育関連の専門家が内容に携わり、シリーズでは、集合/順序(かず1)、たし算・ひき算/いろいろな数(かず2)、比較/図形(かず3)と算数の基礎を構築する重要な題材がラインナップしている。
両社は、今後のラインナップとして国語教育用の「ことばシリーズ」、プログラミング教育用「アルゴリズムシリーズ」なども予定しており、今後もICTを活用した教育・学習支援サービスの製品開発に力を入れていく。