Amazonが、世界初の機械学習対応の電子キーボード「AWS DeepComposer」を発表しました。AWS DeepComposerを使用すると、音楽を通じて機械学習を体験することができるだけでなく、簡単なメロディを入力するだけでAIが複数の楽器を組み合わせた音楽を生成してくれます。
AWS DeepComposer
https://aws.amazon.com/jp/deepcomposer/
AWS DeepComposer – Compose Music with Generative Machine Learning Models | AWS News Blog
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/aws-deepcomposer-compose-music-with-generative-machine-learning-models/
以下のムービーは、2019年12月2日にAmazonがラスベガスで開催したイベント「AWS re:Invent 2019」の中から、「AWS DeepComposer」発表部分だけを抜き出したものです。
Announcing AWS DeepComposer with Jonathan Coulton! - YouTube
「失敗してもご勘弁を。それではいきます」と演奏に挑むのは、Amazon Web Servicesの製品戦略担当ゼネラルマネージャーのMatt Wood氏。会場には若干おぼつかない演奏のベートベンの「歓喜の歌」が流れます。
Wood氏が演奏を終えた直後、AWS DeepComposerがWood氏の演奏に「ギター」「ベース」「シンセサイザー」「ドラム」での伴奏を加えたロック調の「歓喜の歌」を演奏しました。Wood氏が入力を終えてから、AIが音楽を生成するのにかかった時間は10秒程度しかありません。
AWS DeepComposer本体で音楽を演奏するか、PCからアクセス可能な仮想コンソールで音楽を打ち込むと、AIが敵対的生成ネットワーク(GAN)を使用して音楽を生成します。デフォルトでは「クラシック」「ジャズ」「ロック」「ポップ」の4つのモデルが事前に学習されていますが、自分でオリジナルのモデルをトレーニングすることも可能です。
記事作成時点ではAWS DeepComposerの発売時期は不明ですが、AWS DeepComposerの公式サイトから登録をすると、リリースに関する情報をいち早くゲットできるとのことです。
2019-12-02 19:53:52