デイヴィッド・ホックニーは、現在米カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動する芸術家で、1960年代よりポップアート運動にも参加し大きな影響を与え、イギリスの20世紀の現代芸術を代表する1人として知られています。この度、ドイツの出版社Taschenが、ホックニーがiPhoneとiPadで描いた画集を出版することになりました。
2009年から2012年の間に制作された120点の作品を収録
ホックニーは、2009年の春に初めてデジタルドローイングを制作しました。iPhoneは彼にとって使いやすく、ベッドから出なくても幅広のラインでまばゆい色を使ってスクリーン上に直接朝の様子を描くことができました。
2010年、ホックニーはiPadを初めて使用します。大きなスクリーンで、彼のレパートリーは広がり、より複雑な色彩、光、線の表現ができるようになりました。
ホックニーの「My Window(私の窓)」は、すべての作品が「ほんのわずかのひま」を捉えたものとなっており、色鮮やかな日の出、朝空、夜間のひとときや、春の訪れなどが描かれています。