紛失防止タグを販売するTileは、自動アラート発信機能を紛失防止システム「Smart Alerts」に追加すると発表しました。
Tileはスマートフォンと連携させることで、その位置情報をアプリへと送信するガジェットです。これにより、最後に通信した位置から紛失物の場所を(持ち去られていなければ)特定できます。また位置情報の送信だけでなくアラームの再生や、同製品を利用する他のユーザーを利用したクラウド紛失防止機能も備えています。
そして今回Smart Alertsに追加される機能は、Tileが5分以上放置された場合に自動でスマホアプリにアラートを発信する、というもの。これにより紛失に気づいた時点でアプリからその場所を確認するよりも、より素早く財布やラップトップの置き忘れに気がつける可能性が高まるのです。
また、自宅やジムのロッカーなどは「セーフゾーン」として設定できるため、問題がない場所からアラートが発せられることもありません。なお、この機能を利用するにはTileのプレミアムサブスクリプション(年30ドル、月額3ドル)を契約する必要があり、また自動アラート機能はまずベータ版として提供されます。
なお紛失防止タグといえば、以前には米アップルが「AirTag」として、製品投入を予定しているとの噂もありました。AirTagもTileと同等の機能を実装することが予測されており、もし実際に製品が投入されれば、はたしてTileとその有料プランがどれだけユーザーを引き止めらるのかも注目されそうです。