エム・ティ・アイは、独自の新開発ドライバーユニットを搭載したNUARLブランドの完全ワイヤレスイヤホン「N6」を12月13日に発売する。価格(税別)は、「N6」が14,500円、「N6 Pro」が18,000円。
「秋のヘッドフォン祭2019」で展示していた製品で、発売日や価格の詳細が決定したかたち。N6とN6 Proの主な違いはドライバーの振動板の素材など。カラーは、N6 Proがマットブラックとレッドカッパーの2色。N6はグロスブラック、シルバーの2色。
N6シリーズは、NUARLの完全ワイヤレスイヤホンとして最高レベルの性能を備え、「より良い音を楽しむ」ために音質を重視して開発。ネオジウム磁石を使った磁気回路の6mm径ダイナミック型フルレンジドライバー「NUARL DRIVER [N6]」を搭載している。厚みと立体感のある自然な音の広がりを再現する「HDSS」技術も採用した。
ベースモデルのN6は、剛性と弾性に優れたPEEK(Polyetheretherketone)振動膜の表面に、TPE(Thermoplastic Elastomer)とチタンを皮膜蒸着した「PTT多層皮膜振動板」をドライバーに採用。メリハリのある音質に合わせたチューニングで、高域から低域までキレのあるパワフルなサウンドを特徴とする。
N6 Proは、PEEKと「単層カーボンナノチューブ」(Single Wall Carbon Nanotube)という2枚の振動膜を真空蒸着して貼り合わせた、「SWCNT 複合振動板」をドライバーに採用。フラットな音質チューニングで、微細な音まで余さず再生できるとする。振動板に採用した単層カーボンナノチューブは、機械的強度がナノカーボン系素材のグラフェンよりも高く、エネルギー変換効率に優れるという。
Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptXをサポート。クアルコム「TrueWireless Stereo Plus」により、対応スマートフォンと組み合わせることで左右イヤホンに独立してオーディオ信号を伝送できる。本体はナノコーティング撥水処理により、IPX4の防水性を備える。
イヤホン単体で最大約11時間再生でき、aptXコーデックで再生時は約8時間。充電ケースと組み合わせて使うことで最大55時間の音楽再生が可能。重さはイヤフォンが片耳で約7g、充電ケースは約45g。充電用USB Type-Cケーブルや、NUARL標準イヤーピース(S/M/L)などが付属し、N6 Proにはさらに「SpinFit CP360イヤーピース」(S/M/L)も同梱する。