「福岡 ヤフオク!ドーム」が「ペイペイドーム」に変わる――
2019年11月1日、ソフトバンクは来シーズンからヤフオクドームの名称を「福岡PayPayドーム」に変更すると発表した。
正式発表前から一部で報じられていたドームの新名称。インターネット上では、賛否の分かれた意見が相次いでいた。
そこでJタウンネットは、「『ペイペイドーム』、ぶっちゃけアリ?ナシ?【都道府県別投票】」というタイトルで、読者から投票を募った。「ペイペイドーム」という新名称を国民の皆さんはどのように受け止めたのだろうか。
まずは全国の結果を見てみよう。
2019年10月31日~11月14日の期間に集まったのは818票。「ナシ」と答えた人は85%、「アリ」と答えたのが15%という結果になった。
8割以上の人が「ナシ」と答える厳しい現状。改称の発表当初、たしかにツイッターでは、
「ペイペイドームほんとやだ...なんか恥ずかしい...」「これは猛烈にダサい」「そのままヤフオクドームじゃダメなの?」
といった声が多く見られた。
アリ派の理由は?
ここで気になるのが、地元・福岡の皆さんの声。果たして結果は...
やはり「ナシ」が大部分を占める。しかも全国を少し上回る90%だ。
ヤフオクドームは1993年に「福岡ドーム」として建てられ、2005年に「福岡 Yahoo! JAPANドーム」、2013年に「福岡ヤフオク!ドーム」に改称してきた。25年以上にわたって愛されてきた球場だけに、すぐには「ペイペイドーム」を受け入れることができないのだろう。
ちなみに東京の結果はほとんど全国と同じ割合だ。
ナシが大部分を占める一方で、アリと答える人はどういう考えなのだろうか。
ツイッターでは、自分の好きなアーティストがライブで「ペイペイドーム」と言うのを想像し「かわいい」と考えている人が複数見られる。
そのほか「なんか響きいい」「言いやすい」といった声もあがり、野球ファンの間以外でも話題になっている。知名度を上げるという意味では、良い名前なのかもしれない。
「PayPay(ペイペイ)」は2018年10月からサービスが開始されたスマホ決済サービスだ。決済・金融関連の事業開発を手掛けるインフキュリオン・グループが11月7日に発表した調査によれば、QRコード決済アプリを利用している男女7133人のうち、最も利用されているのはPayPay。全体の63.8%を占めている。
運用開始1年で瞬く間に広まったPayPayのサービス。「ペイペイドーム」も気が付けば当たり前のような存在になっているのかもしれない。