スマートフォン業界はベゼルを薄くするだけにとどまらず、完全にベゼルを取り払うデザインを追い求めています。Samsungが新たに申請した特許も、そうした理念追求の系譜に連なるスマートフォンの代表格です。
往年のedgeシリーズを思い出すデザイン
Samsungが今年初めに申請した特許では、ベゼルが完全に消失し、ディスプレイの端が丸みを帯びたデザイン(ウォーターフォール・ディスプレイ)が採用されています。往年のGalaxy S6/S7 edgeのように、エッジスクリーン上にショートカットアイコンを配置できるようになっています。
残念ながら、来年の登場が噂されるGalaxy S11/Note11、折りたたみスマートフォンGalaxy Fold 2のうち、大きなデザイン変更が予想されているのはFoldシリーズのみで、S/Noteシリーズについてはウォーターフォール型ではなく、これまでのデザインが引き継がれると考えられています。
After careful evaluation by Samsung, The Galaxy S11 series does not use a waterfall screen design, but the bezel is narrower than Note10.
— Ice universe (@UniverseIce)
2019年11月18日
from Twitter
iPhoneにも採用期待高まる
ウォーターフォール・ディスプレイを始めとしたベゼルレスデザインは見た目が美しいことから、iPhoneへの採用を期待する向きも少なくありません。実現はしなかったものの、iPhone11でも側面スクリーンにショートカットメニューを配置した「フルエッジディスプレイiPhone」がコンセプトデザインとして話題になりました。
中国スマートフォンメーカーのOppoは、実際にウォーターフォール・ディスプレイを開発していることを公式Twitterで明らかにしています。
2019-11-20 17:20:06