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11000年間孤立していたアマゾンの原住民、ヤノマミ族に抗生物質耐性を持つ遺伝子が多数発見される(米研究)

ベネズエラに広がるアマゾンの熱帯雨林の奥深くで暮らす南米の先住民、ヤノマミ族の人々を検査したところ、体内の細菌叢から驚きの発見がなされた。

ヤノマミ族は、人間で確認された中では最も多様性に富んだ微生物群を保有しているのだ。さらに、彼らの微生物群ゲノムには抗生物質耐性を持つ遺伝子まで含まれていた。こうした遺伝子の中には、最近開発された合成薬への耐性を示すものもあるという。

村人が外の世界や抗生物質との接触経験がないことを鑑みると、憂慮すべき発見であると研究者は述べている。

【他の記事を見る】未開の洞窟の奥で、現代の抗生物質が効かないバクテリアが100種近く発見される(米ニューメキシコ)

調査の対象は、2008年、上空から初めてその存在が確認されたヤノマミ族だ。その後、ベネズエラ政府は違法採掘者などから持ち込まれる疫病から村人を守るため、彼らに対して定期的な医療サービスを提供していた。2009年には許可を得たうえで、4~50歳までの34名の村人の腕、口内、便などからサンプルが採取された。

ここから入手した細菌のDNAをアメリカ人および他の2グループ(ベネズエラおよびアフリカの先住民族。現代文明と一定の接触がある)のものと比較した結果、ヤノマミ族はアメリカ人の2倍、ベネズエラおよびアフリカ先住民の1.3~1.4倍程度の多様性を有していることが判明した。

また、一部の便サンプルから抗生物質耐性がある細菌が28種も発見された。これらが獲得された経緯は不明であるが、土壌微生物に由来するのではないかと研究者は考えている。土壌微生物の中にも耐性を持つ種があり、これまで市場に登場した抗生物質の大半はこれらに由来しているのだ。

こうした遺伝子が細菌内で別の機能を担っている可能性、あるいはヤノマミ族の中にはTシャツ、鉈、缶を所有する者がいることから、文明との間接的な接触があったという可能性もある。さらには、ヤノマミ族には発酵させたキャッサバを飲む習慣があるため、食事が原因ということも考えられるようだ。


2019-11-16 17:42:36



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