Microsoftは先日、Windows 10の最新フィーチャーアップデート版となる「Windows 10 version 1909 (19H2)」の公開を開始した。このフィーチャーアップデート提供開始と同じタイミングで、Windows 10の次のバージョンがサポート終了となった。このバージョンは今後アップデートが提供されることがない。該当するバージョンを使用している場合は、迅速にサポートが提供されているバージョンへアップデートすることが推奨される。
Windows 10 version 1803 (18H1)
Windows Updateはしばしば問題を引き起こすことがあるため、ユーザーによってはWindows Updateの適用を延期したり、フィーチャーアップデートの適用を見送ったりすることがある。しかし、サポートが終了したプロダクトはセキュリティ上、脆弱な状態になると考えられており、早期にサポートが提供されているバージョンへアップデートすることが望まれる。
今後、大規模な攻撃への悪用が予測されているWindows 10の脆弱性「BlueKeep」に対しては、修正を適用するためのWindows Updateが既に提供されている。しかし、かなりの数のサーバがアップデートを適用していないままの状態で運用されており、この脆弱性を悪用した攻撃を受けていると推測されている。可能な限り迅速にアップデートを適用することが望まれる。