以前ファンが製作した「Apple Glass」イメージ Image: handybus.de viaギズモード・ジャパン
高機能なだけに時間がかかるのかも?
Microsoft(マイクロソフト)は「HoloLens 2」を出すほど順調で、Google(グーグル)は一度立ち消えになった「Google Glass」を復活させるなど、消費者レベルでは見かけないものの、市場で頑張っているARグラス。
Apple(アップル)も開発を進めていることは常々お知らせしていますが、発表は2020年では? といわれているんですよね。ですが今回、Appleはその噂より遅い数年後にリリースを考えているらしい…とMacRumorsが伝えています。
2022年に延期?
The Informationの情報では、コードネーム「N301」と呼ばれるAppleのARグラスは2022年のリリースを目指しており、その翌年にはもっと洗練されたARグラス「N421」を投入するつもりなのだそうな。これはAppleの幹部らが10月にApple Parkの従業員向けに行った社内プレゼンテーションにて、共有された情報というから、単なる憶測よりは信憑性がありそうかな?と思われます。
単なるARグラスではなさそう
見た目はVRゴーグルのOculus Questをもっと洗練させた感じで、布地と軽量材料を多用することで軽くて疲れないデザインを目指すそうです。そして機能面は高解像度のディスプレイとカメラが搭載されることで小さな文字を読め、3Dスキャンや高度な人物検出ができることで、正確に室内をマッピングでき、仮想物体の前後にいる人の存在を認識できるという高機能っぷり。
なお、10月のミーティングではデモも行なったというので、一定のレベルまでは完成しているようです。
これまでのウワサ
これまで、ベータ版のソフトウェアにコードが残っていたことから完成間近か?と思われていたこともあったり、iPhoneと連携する仕組みもウワサされ、iOS 13の内部ビルドからコードネームが発見されたことも、調光レンズを採用予定か? なんて話題もありましたが、どれもこれもが2020年に出されることを想定しているような内容でした。
まだまだ開発途中なのはわかっていますが…淡く期待していたものがさらに2年も待たされるのは、ちょっとガッカリですね。まぁ、逆に早まる可能性もなきにしもあらずなので、果報を寝て待ちましょう。