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iPhone XRを5.6回フル充電できる優れもののマキタバッテリー

合計4個のバッテリーを持っています

前回に引き続き、マキタの電動工具用バッテリーをUSBに変換する便利アイテム、USBアダプター「ADP05」のお話です。まずは簡単にスペックのおさらいから。

マキタのバッテリーにガチャっと取り付けるとUSB×2になるアダプター

USB Type-Aが2ポートあって、出力電流はそれぞれ2.1Aの合計4.2A。iPhoneの急速充電やタブレット端末などにも十分対応できます。

出力は各2.1A。iPhoneと充電式ライトの同時充電も全然大丈夫

バッテリーは別売で、14.4Vと18Vのスライド式Li-ionバッテリーを利用できます。ウチにあるのはたまたまその2種類で、全部で4個あります。

コードレス掃除機についてきた14.4V 3.0Ahバッテリー

14.4Vのバッテリーはコードレス掃除機に付属していたもので、容量は3.0Ah。充電式扇風機がバッテリー別売だったのでバッテリーほしさに買ったんですが、ハンヴィーの車内を掃除するときに超便利でした。重宝しています。

18V 6.0Ahバッテリーは単品で購入したのが1個と、インパクトドライバーに付いていた2個の合計3個

18Vのバッテリーは6.0Ahのものを3個持っています。1個は充電式扇風機を買ったときにポチったもの。14.4V 3.0Ahが1個じゃ心もとないのでもう1個買っておこうと思い、どうせなら容量が大きく電圧も高いのがいいかなということで買ってありました。

あとの2個は先日買ったインパクトドライバーの付属品です。バッテリー2本&充電器&ケース付きか、本体のみかの2択だったので、迷わずバッテリー付きにしました。セット品だとバッテリー1本ぶんぐらい安いのです。

バッテリーの電圧が高いと容量も増えます

3.0Ahと6.0Ahというのは、モバイルバッテリー風にmAhでいうと3000mAhと6000mAhです。

モバイルバッテリーがスマホを何回フル充電にできるかは、モバイルバッテリーの容量をスマホのバッテリー容量で割ればわかります。ただ、モバイルバッテリーは内蔵しているリチウムイオン電池が3.7V前後なので、それをUSBの5Vに昇圧するときに損失が発生。実際に使える容量は6~7割程度だそうです。

最近のスマホはバッテリー容量が大きく、iPhone XRだと2942mAhもあるそうです。3000mAhのモバイルバッテリーが7割しか使えないとなると、1回フル充電にすることさえできません。しかしマキタのカタログを見ると、14.4V 3.0Ah(3000mAh)でiPhone XRを1.7回、18V 6.0Ah(6000mAh)なら5.6回充電できるとなっています。これはどういうことでしょう。

その秘密は電圧にあります。

バッテリー容量の単位のAhやmAhはどのぐらいの電流を何時間取り出せるかという電気の量を表わし、式にすると電流(AまたはmA)×時間(h)となります。たとえば6.0Ah(6000mAh)のバッテリーから取り出せるのは、6Aなら1時間、3Aなら2時間、1Aなら6時間。容量というよりは使用できる時間という感じですね。

もうひとつモバイルバッテリーではWh(ワットアワー)という単位も使われます。一部のモバイルバッテリーにはWh表記がありますし、バッテリーの航空機の機内持ち込み制限の単位として使われているので、見たことがある方も多いと思います。

Ahが電流と時間の掛け算だったのに対し、Whは電力(W)×時間(h)で電力の仕事量を表わします。わかりやすいのは消費電力で、たとえば消費電力が150Wのテレビを1時間使ったら150Wh、3時間なら450Whになります。バッテリーの場合は消費するのではなく供給する側なので、どのぐらいの供給電力があるのか=電力を溜め込むことができるかという電力容量を示すことになります。これが本来の容量ということですね。

じゃあなんでモバイルバッテリーの容量がWhじゃなくてmAhになっているのかというと、どのモバイルバッテリーも内蔵しているリチウムイオン電池の電圧が3.7V前後と共通だからです。

電力(W)は電圧(V)×電流(A)なので、Whを言い換えるとW×h=V×A×hとなります。つまりV×Ahですね。ということは電圧(V)が同じ3.7Vなら、どのぐらい使えるかという容量の違いはAhだけ比較すればいいということになります。

それに対してマキタのバッテリーのように電圧(V)が異なる時は、Whで比較する必要があります。たとえば3000mAh(3Ah)のモバイルバッテリーは3.7×3=11.1Whですが、14.4V 3.0Ahは14.4×3で43.2Wh。モバイルバッテリーに換算すると11676mAhで、同じ3Ahという表示でも容量は4倍近い差があるということになります。

6Ahバッテリーがたったの40分で満充電に

iPhone XRのバッテリーは3.79V、容量2942mAhと言われているので、Whにすると11.2Wh。マキタの14.4V 3.0Ahバッテリーは43.2Whなので、使えるのが7割として2.7回ぶんですが、カタログ上では1.7回となっています。だいぶ少なめになってしまいますが、モバイルバッテリーとは逆に14.4Vから5Vに大きく降圧する必要があるので、損失が大きいのかもしれません。18V 6.0Ahも108Whの7割とすると6.75回ぶんですが、5.6回ぶんとされています。

ワタシが使っているiPhone XSのバッテリーはXRより小さく、3.81V×2658mAh=10.1Whなのだとか。それなら14.4V 3.0Ahで2回、18V 6.0Ahなら6.3回ぐらいは充電できそうです。バッテリー4個で21回近くフル充電できる計算になるので、数日の停電なら十分耐えられます。

また、マキタのバッテリーにはもうひとつ大きな強みがあります。それは急速充電ができるということ。



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