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骨伝導の大本命は完全ワイヤレス型、世界初の「PEACE」を聴く

クラファン最高記録の更新なるか?

骨伝導であり、完全ワイヤレス。BoCoの「PEACE」はそんな個性的な製品だ。

クラウドファンディングの「GREEN FUNDING」では、7月の募集開始以降、当初の目標を大きく超える支援(11月7日9:00時点で約1億2249万1355円)が集まっており、購入型クラウドファンディング国内最高の1億3200万円に迫る勢いだ。BoCoとしても、創業以来の悲願である完全ワイヤレス骨伝導イヤホンということもあり、熱のこもった製品になっている。

上部から見たところ、下の従来モデルから耳を挟み込む向きが変わっているのが分かる。

PEACEについては、過去記事でも紹介し、記事自体の反響も大きかった。形状などはモックアップだったが、その後デザインが変更となり、聴覚補助用モデルで重要となる、マイクの位置、さらに装着時の安定感を加味した改善を加えている。写真を比較すると分かるが、従来機種では耳を挟む接触部分が少し小さく、「長時間装着すると耳が痛くなる」「後ろに部材が飛び出ることによりやや取り回しが悪くなる」というフィードバックもあった。これに応えたという。

また、7月の試聴時は、無線機能が本体に内蔵されていなかったが、今回は完全ワイヤレス機となった状態で試聴できた。ただし、音質は最終調整中。現状では、一世代前の骨伝導デバイス(V6)を利用しているが、製品版では最新世代(V7)に変更する予定だ。それに合わせてアンプを強化、イコライジング調整なども煮詰めるとのことだ。最終的には音量も上がり、iPhone(iOS12)の表示で見た場合、二目盛ほど大きい音になる予定だという。

ボーカルが聞き取りやすく、音楽を聴きながら会話できる

骨伝導は、耳の鼓膜を介さず、振動によって直接、耳の中で音を感じる蝸牛を揺らし、音を伝えるのが特徴。結果、周囲の音を聴きながら、音楽もハッキリと聞こえる点がメリットだ。その際には振動する骨伝導デバイスを、顔のどの部分に当てるかが重要になる。PEACEの開発を通じた発見は、振動させる場所を、耳の裏やこめかみではなく、耳穴近くの軟骨に当てると、音量の感度が大きく取れるということ。さらに、音量を大きくしても、会話や周囲の音が聞きやすい印象が得られるという。

BoCoの説明では、ヘッドセットと比べてもイヤカフタイプは会話がしやすいとする。イヤホン側の音量を上げたり、周囲の騒音が増えてくれば、聞き分けはだんだん難しくなってくるが、小さい音にしても歌詞などははっきり聞こえるので、まったく不満はない。

一般的なイヤホンと比べると、レンジが狭い面はあるが、ボーカルなどの中域は非常に聴きやすい。取材ではデモ用の音源を聞きながら、説明を聞いたが、50%程度の音量で、音質評価をしながら、会話も十分成立する。70~80%程度まで音量を上げると、音楽に集中できる一方で、さすがに会話はできない。ただし、危険音の察知はできる範囲だろう。個人的には、2種類の音量を簡単にプリセットで切り替えられる機能が合ってもいいと思った。



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