2019年2月14日のバレンタイン前後に送信したと思われるテキストメッセージが、11月7日になって一斉に届きだすという奇妙な出来事がアメリカで発生しました。約9カ月後に急に届いたメッセージは、バレンタインには送信元に届いていなかったもので、中にはバレンタイン後に亡くなった友人や家族にまつわるメッセージを受信することとなった人もいるようです。
現地時間の2019年11月7日未明から、アメリカで「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」を多くのユーザーが受信するようになります。
例えば以下のユーザーの場合、深夜の2時過ぎに「Yup」「Mary」というメッセージを受け取りますが、送信してきた友人はそのようなメッセージを送った覚えはないと語っています。このような「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」が、アメリカで大量に送信されました。当初はスマートフォンのバグかとも考えられていたようです。
「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」はiPhoneおよびAndroidユーザーの両方が送受信しており、アメリカのすべての主要キャリアのユーザーで発生していたそうです。特に多くの「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」を送受信していたのが、T-MobileおよびSprint。AT&TとVerizonのユーザーや、カナダのキャリア、Google Voiceなどを利用している一部のユーザーも「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」を受信したと海外テクノロジーメディアのThe Vergeは記しています。
かなり多くのユーザーが「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」を受信している模様。
「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」が発生した理由は、携帯電話キャリアがテキストメッセージで使用しているシステムにあるそうです。Sprintの広報担当者は「昨夜行ったメンテナンス更新がエラーの原因である」として、詳細を明らかにすることはなかったものの問題は既に解決済みと発表しています。
対して、T-Mobileは「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」が発生した理由を、サードパーティーベンダーによるものとしており、こちらも詳細は明かしていないものの問題は既に解決済みとしています。
この「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」はすべてバレンタインの前後に送信されたものであることが明らかになっているのですが、このメッセージがなぜ送信されないままになっていたのかは、記事作成時点では不明です。The VergeはSprintおよびT-Mobileに今回の出来事の詳細を問い合わせたそうですが、記事作成時点では明確な返答は得られていません。
TwitterユーザーのKuribHoeさんは、すでに亡くなったはずの友人からメッセージを受信したそうで、「友人が亡くなってからのここ数カ月は簡単ではありませんでした。そんなある種の閉鎖感を感じているタイミングで亡くなったはずの友人からメッセージを受信したため、心にさらなる穴が空いた」と語っています。
カリフォルニア州在住のバーバラ・コルさんは、妹から「お母さんは元気だよ」というメッセージを受け取ったそうです。しかし、実際には母親は6月に亡くなったそうで、「このメッセージを受け取ってからこのことについて考えることを止めていません。休みが必要だったので今は海を見ています」とコルさんは語っています。なおコルさんの妹は、コルさんから「次の休みに母親に会いに行く計画をしている」という内容のメッセージを遅れて受信したとのこと。
Twitterユーザーのjamieさんは朝方に元ボーイフレンドからメッセージを受信したそうで、「多くの混乱を招いた」ものの「(私たちの間に)短い会話を設けてくれたのは実に良いこと」と語っています。
海外掲示板Reddit上にもバレンタインに送信したはずのメッセージを約9カ月後に受信した人々が登場しており、遅れて届いたテキストメッセージがアメリカ中で多くの人々を混乱に陥れたことがよくわかります。
この「送り主が送信した覚えのないテキストメッセージ」はすべてバレンタインの前後に送信されたものであることが明らかになっているのですが、このメッセージがなぜ送信されないままになっていたのかは、記事作成時点では不明です。The VergeはSprintおよびT-Mobileに今回の出来事の詳細を問い合わせたそうですが、記事作成時点では明確な返答は得られていません。
TwitterユーザーのKuribHoeさんは、すでに亡くなったはずの友人からメッセージを受信したそうで、「友人が亡くなってからのここ数カ月は簡単ではありませんでした。そんなある種の閉鎖感を感じているタイミングで亡くなったはずの友人からメッセージを受信したため、心にさらなる穴が空いた」と語っています。
カリフォルニア州在住のバーバラ・コルさんは、妹から「お母さんは元気だよ」というメッセージを受け取ったそうです。しかし、実際には母親は6月に亡くなったそうで、「このメッセージを受け取ってからこのことについて考えることを止めていません。休みが必要だったので今は海を見ています」とコルさんは語っています。なおコルさんの妹は、コルさんから「次の休みに母親に会いに行く計画をしている」という内容のメッセージを遅れて受信したとのこと。
Twitterユーザーのjamieさんは朝方に元ボーイフレンドからメッセージを受信したそうで、「多くの混乱を招いた」ものの「(私たちの間に)短い会話を設けてくれたのは実に良いこと」と語っています。
海外掲示板Reddit上にもバレンタインに送信したはずのメッセージを約9カ月後に受信した人々が登場しており、遅れて届いたテキストメッセージがアメリカ中で多くの人々を混乱に陥れたことがよくわかります。
2019-11-07 19:04:53