年末商戦を前にしたGoogleは5日(現地時間)、YouTubeのホームフィードおよび検索結果に「ショッピング広告」を導入したと発表しました。すでに日本版でも反映されており、画面上部に広告が表示されています。たとえば「PUMA Shoes review」(PUMAシューズのレビュー)で検索すると、検索結果のトップにPUMAシューズのショッピング広告が並ぶという具合です。同じように「メガドライブ」と検索すれば、メガドライブのジージャンや互換機をオンラインですぐに買いに行けます。
Googleによれば、YouTubeの動画は今や休日の買い物客にとって人気のある調べ物ツールになっているとのこと。買い物客の約3分の2が動画から買い物のアイディアとインスピレーションが得られ、それらの人々のうち90%以上からYouTubeを通じて新製品やブランドを発見できたととの声が寄せられていると述べられています。
もちろん、この種の検索連動型広告はGoogleの収益に繋がるわけですが、ここで述べたいのは、要は「ユーザーの買い物も便利になり、わが社の利益だけ追求してるわけではない」ということでしょう。
さらに今後数か月以内に、YouTube動画広告がよりインタラクティブになるとも予告されています。これはTrueView動画広告(動画の再生前や再生中に流れる広告)にてサイトリンク拡張機能が利用可能になるためとのこと。
なお、上記のホームフィードや検索結果での広告は、有料のYouTube Premium会員アカウントでログイン中の場合は表示されません。もしもGoogleのいうとおり買い物の参考になるのであれば、何か欲しいものを探すときはログアウトしておいた方がよさそうです。