グーグルのスマートフォン、Google Pixelの次期モデルは、来月発表予定だが、新たな情報によると待望のアップグレードが搭載される模様だ。
ニュースサイトのAndroid Authorityは、事情に詳しい情報筋の話として、Pixel 9シリーズの3機種(Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL)のすべてに、これまでの光学式指紋認証センサーではなく、より信頼性の高い超音波式のセンサーが搭載されると報じている。
これにより、次期モデルに搭載される生体認証センサーの反応速度と精度が向上するはずだ。ここ数世代のPixel端末に搭載されていた指紋認証センサーは評判があまり良くなく、サポートページには「センサーが反応しない」、「精度が低い」といった不満が数多く寄せられていた。
現行モデルのPixel端末は光学式の指紋認証センサーを搭載しており、多くのユーザーが指摘するように、その性質上2Dスキャンに限られているため、反応が鈍い場合がある。超音波センサーへの移行によって、指紋の読み取り精度が向上し、デバイスのロック解除のセキュリティが強化され、指やディスプレイが濡れている場合などの認証精度が向上するはずだ。
グーグルがPixel 9シリーズのハードウェアに施す予定のアップグレードは、新たな指紋認証センサーだけではない。サプライチェーンからの情報によると、改良されたディスプレイの搭載も噂されている。グーグルは、新たなディスプレイにOLEDパネルの2層構造化を採用する可能性があり、これによりPixel 9はより明るく長寿命で低消費電力のディスプレイを実現するかもしれない。
グーグルは、8月9日に発表イベントを開催し、次世代のGoogle AIとともにPixel 9の3機種を発表すると見られている。