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Apple Vision Proをディスるザッカーバーグ、見識を疑われる

アップルが2月にApple Vision Proを出荷して以来、メタのCEO、マーク・ザッカーバーグはこのデバイスを試用し、このほど興味深いが議論必至の感想を述べた。

Tech Timesが3月9日に報じた最も乱暴なコメントは「ザッカーバーグは自社製品であるQuest 3の万能さを強調し、ゲーミングでの安定性、社会性およびケーブルがないことに言及。『Questの方が価値が高いというだけではない。Questの方が優れた製品だと私は思っている』と彼は述べたという」

さらにザッカーバーグは、Questの軽量設計、広い視界および機械式コントローラーを称賛し、Vision Proのさまざまな制約と対比した。Vision Proのエンターテインメント機能については認めながらも、全体的なユーザー体験でQuest 3の方が高い価値を提供しているとザッカーバーグは語った。

ザッカーバーグが自社製品を擁護しなくてはならない立場にあることは理解できるが、Questの方が「優れた製品」であるというのはかなり無理がある。

私はVision Proをここしばらく使っており、Questは発売以来すべてのバージョンを使ってきた。Quest 3とApple Vision Proの初期モデルを比較するのはばかげている。

Cult of Macのエド・ハーディが、Quest 3とVision Proの優れた比較記事を書いている。以下に一部を引用する。

過去に目を向けて未来を予言する
「ARとVRはまだ比較的新しいテクノロジーだ。両者の未来を予言する方法の1つが、コンピュータの歴史を振り返ってみることだ。1970年代と80年代にワードプロセッサーという製品があった。キーボードと(多くは)スクリーンとプリンターを搭載した、単一目的に特化したデバイスだ。またユーザーは、多目的なコンピュータ、たとえば初期のMacintosh(現Mac)を買って文書作成を行うこともできた。

1980年代初めには、ワードプロセッサーが手頃な価格で買えるようになった。一方、初期のデスクトップコンピュータはまだどこかぎこちなかった。専用機はよく売れた(訳者注:これは米国の話だが日本でも状況は似ていた)。理論的に、ワードプロセッサーのメーカーは、スプレッドシートなどの機能を追加していくことが可能であり、現在のパソコンへと進化していた可能性もあったがそうはならなかった。代わりに、単機能の専用機は歴史的遺物になった。

アナロジーが伝わっていれば幸いだ。Vision Proは初代のMacintoshであり、Questは当時のワードプロセッサーだ。もし歴史が繰り返されるなら、VRに特化したヘッドセットは忘れられ、ARに焦点を当てた機器が、未来のコンピュータの標準になるだろう」

ハーディによる記事の全体的なテーマは、Quest 3はVRに焦点を絞り、Vision ProはARに焦点をしぼっており、最終的に未来を支配するテクノロジーはARであるというものだ。

しかし、ザッカーバーグのコメントで注目すべきなのは、多くのアナリストやメディアが、彼のVision Pro観の信憑性を疑っていることだ。ザッカーバーグがメタ製品を擁護する必要性はわかるが、Questがより優れた製品であるという彼の発言は妄想的だと誰もが指摘しており、それどころかこの話題に関する彼の信用度も損なっている。

私は数十年間VRを研究し、その目的と機能を理解しているアナリストの1人として、VRは優れたゲーミングシステムであり、企業がトレーニングやさまざまなエンターテインメントに利用できるものだと考えている。その一方で、私はごく早い時期から、ARの方が大衆市場にアピールすると断定していた。実生活の体験をリアルタイムに支援する情報とコンテンツを提供する点では特にそうだ。

これからも、より伝統的なVR体験を求める人たちにとってQuest 3への関心と需要は続くだろうと私は予測している。しかし、Apple Vision Proの評価と利用が進むにつれ、Quest 3がVision Proの能力を超えていないことはいっそう明白になるだろう。


2024-03-13 19:09:53



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