[デトロイト 9日 ロイター] - 米半導体大手インテルは9日、人工知能(AI)に対応した最新の半導体の自動車用を投入すると発表した。将来の自動車の頭脳を動かす半導体市場でクアルコムやエヌビディアに対抗する。
インテルの自動車事業責任者、ジャック・ウィースト氏がラスベガスで開催される「テクノロジー見本市(CES)」に先立ち、記者団に明らかにした。
中国のジーカーがインテルのAIシステム・オン・チップを使用してAI音声アシスタントやビデオ会議など車内で「拡張されたリビングルーム体験」を実現する最初の自動車メーカーになるという。
ウィースト氏は、インテルの新たな車載用製品は同社が最近発表した「AI PC」技術を自動車の耐久性や性能要件に適応させるものだと説明した。
インテルはまた、電気自動車(EV)のモーターと車載充電システムを制御するシステムオンチップ技術とソフトウエアを手がける仏新興企業シリコン・モビリティーを買収すると発表した。買収額は明らかにしていない。
2024-01-09 19:00:51