各アプリへAI技術を導入へ
マイクロソフトはAI技術を活用したアップデートを積極的に行っている。Windows Studio エフェクトやWindows Copilotといった機能が発表されており、生成AIを使った最新機能の導入が進められている。
生成AIを活用した新機能の導入は、複数の標準搭載アプリで実施されると噂されており、いくつか実例も挙げられている。例えば、フォトアプリに物体や人物を識別するAI機能の導入を検討している「Snipping Tool」や、カメラアプリにはOCR技術を組み込み「テキストの識別」や「コピーを迅速に行う機能」が実装される、といったことが計画されているようだ。
さらにペイントアプリでは、画像生成AIを搭載すると言及されている。Bing イメージクリエーターを活用したもので、キャンバスに自動生成した画像を配置できる機能だ。イメージクリエーターは、テキストを元にAI画像を生成できるツールで、OpenAIが開発したDALL·Eを使用している。
導入の時期と今後の展望
生成AI機能の導入について公式発表がされておらず、具体的な導入時期はまだ不明であるが、9月頃に発表される可能性が高いとされている。マイクロソフトは9月21日のイベントで、新しいSurfaceを発表予定だが、WindowsにおけるAIの今後の展望について議論されるのが、タイミングとして自然と言えそうだ。
さらに2024年にリリース予定の次のWindowsでは、AI技術がより深く統合される開発を進めているとの情報もある。生成AIを標準搭載したOSとして今後どのように利便性が高くなり、生産性や創造力に貢献してくれるのか期待したいところだ。
“Windows 12”は2024年リリースか?
マイクロソフトはWindowsの開発サイクルを調整しており、主要バージョンのリリースは3年ごとになると海外メディアで言及されている。
3年のサイクルに従って考えると、Windows 11は2021年にリリースされたことを踏まえると、次回の主要リリースは2024年になる可能性が高い。
現在のところ、具体的なリリース日や詳細は明らかにされていないが、2024年のリリースを心待ちにしている人も多いはずだ。今後発表されるであろう生成AIとの組み合わせなど、大きな変化が期待できるだろう。
まとめ
生成AIツールが次々と発表されている昨今、Windows 11にもフォトやペイントなどのアプリに新たなAI機能が追加される可能性は高いと言える。Windowsに標準搭載されているアプリはどれも気軽に制作を行いたい人にとって便利なツールであったが、今後は生成AIを導入することでこれまで以上にクオリティにこだわる人も利用ができようになるかもしれない。
また、生成AIをまだ積極的に利用していない人からすると、身近で使いやすいAI機能となることも期待できる。生産性や創造性の可能性を広げたいWindowsユーザーは、今後の正式発表を楽しみにしておきたいところだ。
2023-08-28 20:05:27