先日お伝えしたApple TVのtvOSベータ版から「未発表のiPhoneのモデルナンバー」が2つ見つかったという話。
ひょっとしたら新型のiPhone SEなのでは? みたいな予想も出ましたが、続報があります。
このモデルナンバーを発掘したエンジニアのAaron氏は、これはLightningからUSB-Cへと変更されたiPhone 13とiPhone 13 miniなのでは? と予想しています。
このままじゃ敵わない…。型落ちとなったアイツが、改造手術を受けて戦線復帰! Lightningを捨てUSB-Cを備えたことで肩を並べて戦えるようになったぞ!
…みたいな妄想ふくらむロマンみある話ですが、まぁでもコレには理にかなった理由もあるんです。
これ、EUのUSB-C統一化の影響では?
このiPhone 13のUSB-Cでの復活劇(だといいですね)。
突拍子もない話のようにも思えますが、これまでのLightning情勢を考えるとわりと現実的でもあるんです。大きな要因はEUによるUSB-C統一化法案。
ざっくり言うと…
2024年12月28日までに、EU圏内で販売するスマートフォンはすべてUSB-Cポートを搭載する必要がある
といった法案で、このデッドラインはもう動きません。
Appleもその日までにLightningからUSB-Cへと変更しないといけないため、今年のiPhone 15からUSB-Cになるとウワサされていますよね。
これまでAppleは新型のiPhoneが出ても、旧モデルを値下げして併売する戦略を続けています。
たとえば現在の最新モデルはiPhone 14ですけど、1世代前のiPhone 13、2世代前のiPhone 12までが併売されています(SEもですけどね)。
こうなると2024年になったとき。USB-CじゃないとEUで売れない!となるので、この2年落ちまで併売戦略を続けるのであれば、iPhone 15の2世代前=iPhone 13やiPhone 13 miniも、どこかのタイミングでUSB-Cへと改造する必要があるわけです。
つまりこれは、そのタイミングがiPhone 15発売のタイミングでは? というストーリー。まぁ、iPhone 14の併売はどうすんねん! USB-C化しないんかい! みたいなツッコミもあるので、妄想半分ですけどね。
でも、来年末までにAppleがiPhoneをUSB-C化しないといけないのは事実です。さて、どう出る? Apple。