次期macOS Sonomaでは、ゲームを遊びやすくする「ゲームモード」が追加されます。
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CPUとGPUでゲームアプリを最優先とし、より滑らかで一貫したフレームレート(要はカクつかない)を実現し、Bluetoothのサンプリングレートを倍にしてAirPodsや無線ゲームコントローラーの遅延を劇的に低減すると謳われています。
このゲームモードが、iOS 17やiPadOS 17向けにも開発中であると米9to5Macが主張しています。
これは、開発者向けのiOS 17ベータ4の解析から明らかになったこと。本バージョンでは大きな新機能の追加もなく、アップルの公式リリースノートにもゲームモードへの言及はありません。
しかし9to5Macは、ベータ版iOSとiPadOS向けゲームモードの開発が進行中だと示す証拠があり、macOS Sonomaでのゲームモード制御に使われるフレームワークの一部が、iOS 17ベータ4に追加されているとのこと。
すでにMacやiPhone/iPadすべてが、アップル独自開発チップのAppleシリコンに移行済み。またiOSとmacOSは数年前からユニバーサルアプリ(iPhone、iPad、Mac全てに対応するアプリ)実現のため多くのコードを共有しており、ゲームモードがMacからiPhoneやiPadにやって来ても不思議ではありません。
そしてiPhoneやiPadゲーマーにとっては、ゲームモードは待望の新機能となるはず。まずゲームアプリがマルチタスクの中でも最優先となるため、表示速度の向上が期待できます。
また、長らくゲーマーからも遅延の低減が求められてきました。たとえば、いわゆる「音ゲー」ではiPhone向けBluetoothコーデックでは優秀なAACでさえ約120msの遅延が生じ、体感できるほどです。そしてアクションゲームをDualSense ワイヤレスコントローラー等で遊ぶ場合でも、入力遅延は少なければ少ないほどいいでしょう。
とはいえ、アップルがベータ期間中にテストした新機能を、正式配信版では削除することは珍しくありません。今後もしかしたらiPadOS 17だけにゲームモードが追加される、あるいは両OSとも見送られることもあり得ますが、続報を待ちたいところです。