シャオミ「Redmi Buds 4 Lite」ミニレビュー - 軽さ&安さに振り切った一品

シャオミ（Xiaomi）が6月29日に完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売しました。2,480円という低価格が特徴の本機を借りて試用したインプレッションをお届けします。

シャオミ、2,480円の軽量完全ワイヤレス「Redmi Buds 4 Lite」

○Redmi Buds 4 Liteの概要

Redmi Buds 4 Liteは、片耳が3.92gの軽量設計を採用したエントリー向けの完全ワイヤレスイヤホンです。

本体には12mmのダイナミックドライバーを内蔵。通話中に人の声と周囲の騒音を自動で区別して騒音を軽減するAIノイズキャンセリング、Androidデバイスと簡単にペアリングできるGoogle Fast Pair、低遅延モードといった機能を備えています。

充電はケースに入れて行い、ケースはUSB Type-Cで充電します。低価格でもmicroUSBではなく、USB Type-Cを採用した点はうれしい限り。Androidスマホと同じケーブルで充電できます。

駆動時間は1回の充電で最大4.5時間、充電ケース利用時で最大18.5時間。満充電までの時間はイヤホンが90分、充電ケースが120分です。接続はBluetooth 5.2に対応し、プロトコルはA2DP、AVRCP、HFPをサポートします。
○とにかく軽い＆Androidスマホとの連携が楽だった

Redmi Buds 4 Lite最大の特徴がその軽さ。イヤホン片耳が3.92gと、とても軽い仕上がりです。実際イヤホンを1つ手に持ってみても、重さらしい重さを感じず、装着感も良好。長時間両耳に着けていても、物体を耳に入れている感覚こそありますが、重さはほとんど意識しませんでした。

また、Google Fast Pair対応のため、普段使っているAndroidスマートフォン「Pixel 6a」との連携が非常に簡単だったこともよかったです。具体的には、スマートフォンの近くでRedmi Buds 4 Liteをケースから出すだけ。これだけでスマホ側がRedmi Buds 4 Liteを認識し、1タップですぐ使えるようになりました。

○音質は価格相応、安く完全ワイヤレスが欲しい人に◎

気になった点は音質で“価格相応”の印象。また、本体は「スティック部の上部」を触れることでタッチ操作できるのですが、この範囲がややシビアで、タッチしてるのにうまく反応せず、指をスライドさせながら操作エリアを探る場面が何回かありました。

通話に関しては、相手の声がクリアに聞こえ、AIノイズキャンセリングによる通話音声補正では、大きな騒音のある場所でスマートフォン本体のマイクより強力な補正がされていると感じました（ただ、たまに自分の声が補正と重なって途切れることもあり）。

イヤホン単体のサイズは32.24×18.22×19.63mm。ケースサイズは55.6×47.3×22.2mm。ケース込みの重さは35gで親指・人差し指だけでつまめる軽さ。全体としては「手軽に買えて、すぐつなげる」入門用完全ワイヤレスイヤホンだと感じました。完全ワイヤレスイヤホンをとにかく安く手に入れたい人や、とにかく軽いイヤホンを持ち歩きたい人に向いていそうな一品です。