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アップル、Broadcomと数十億ドル規模の契約。5Gほか無線通信チップの米国内生産を推進

米アップルは、Broadcomと数年間、数十億ドル規模の契約を締結したと発表しました。

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BroadcomはこれまでもiPhoneなどアップル製品にWi-FiやBluetooth関連の部品を供給してきましたが、今回の契約によってFBAR フィルターを含む5G通信コンポーネントなどの開発でもアップルと協力していくことになります。

アップルは複数年の協力体制によって「Broadcomが重要な自動化プロジェクトやエンジニアのスキルアップへの投資を継続できるようになる」と述べ、5年間で米国内に4300億ドルを投資するという取り組みの一環としてこれを行うとしました。

アップルのティム・クックCEOは「米国製造業の創意工夫、創造性、革新的な精神を活用する取り組みを行えることを楽しみにしている」とコメントしています。アップルは今年初め、自社製の5Gモデルを2024年末もしくは2025年より生産し、製品に組み込む予定と伝えられていました。

一方、アップルに無線モデムチップを供給してきたQualcommのクリスティアーノ・アモンCEOは今年3月、iPhone向けのモデム供給を2024年は行わないと想定していると述べています。とはいえ、Qualcommはいまだアップルが最大の顧客の一つだとも述べており、今回の契約はQualcommにとっては打撃になる可能性も考えられ、収益強化のためにはAndroidスマートフォンへの供給体制を今まで以上に整備する必要がありそうです。



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