[10日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは10日、生成人工知能(AI)を搭載した新たな検索機能を発表した。オープンAIの「チャットGPT」をベースにしたマイクロソフトの「Bing(ビング)」にシェアを奪われつつあり、対抗する構えだ。
また、同社はすでにチャットボット「Bard(バード)」を発表し、この分野で人気が集まっているチャットGPTとも競合している。
<グーグル検索とバードの違い>
グーグルは、何かを購入する場所などの情報を探すには、従来の検索サービスをなお使うべきだとしている。
一方、バードは人間のように会話できる人格のようなものを持つチャットボットで、例えば、ソフトウエアのコードを生成したり、写真キャプションを書いたりするような創造的な協業に活用することが想定されている。
<グーグル検索の新機能>
「サーチ・ジェネレーティブ・エクスペリエンス」と呼ばれる新たな検索は、これまでと同様にグーグルの検索ページで使用できるようになる。
ユーザーが入力した言葉への回答に生成AIを使用できると検出された場合、検索結果ページの上部にAIが生成した回答が表示される。従来の検索結果へのリンクも下部に残る。
例えば、「天気 サンフランシスコ」と検索すると、これまで通り8日間の予報が表示されるが、ロイターが今週行ったデモでは「サンフランシスコでどんな服を着ればいいか」という内容の質問に「半袖のシャツと薄手のセーターやジャケットなど、重ね着をした方が良いでしょう」といった回答が表示され、そうしたアドバイスに関連したサイトへのリンクが表示された。
また、検索の会話モードでは、バードやチャットGPTと同様、それまでの質問を記憶し、関連する質問をより簡単にできる。
<新たなグーグル検索はいつ導入されるか>
グーグルによると、検索結果の品質、スピードなど分析するテスト段階にあり、ウェイティングリストを通じて米国のユーザーは数週間以内に利用可能になるとしている。
2023-05-10 20:03:40