ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v4.0が、4月26日(日本時間)に公開された。2018年5月以来、5年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。
「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。Windowsであればバージョンやロケールを指定してMicrosoftのWebサイトからOSのイメージファイルをダウンロードすることも可能で、Windows 11の最小システム要件のチェックをバイパスしたり、デバイス暗号化技術「BitLocker」を無効化したり、OSのインストール時に指定したローカルユーザーを作成するオプションも備える。
Windowsであればバージョンやロケールを指定してMicrosoftのWebサイトからOSのイメージファイルをダウンロードすることも可能
また、フットプリントが小さく、軽快に動作するのも特徴。類似ソフトの2倍の速さでインストールメディアを作成できるとされている。
メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、対応OSがWindows 8以降に改められた。また、デフォルトの実行ファイルも64bitとなっている。旧バージョン(v3.x)からの自動更新が正常に機能しない場合は、v4.0を手動で再インストールする必要があるので注意したい。
「Rufus」は現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。「Microsoft Store」から入手することもできる。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GPL-3.0」。
2023-04-25 20:49:35