アップル、「Day One」風の新しいウェルネスジャーナルアプリを計画か

Appleは、同社の健康管理とフィットネスのツールに、新しいウェルネス記録アプリの追加を検討している可能性がある。The Wall Street Journal（WSJ）が米国時間4月21日に報じたところによると、同社は、ユーザーが自分の活動、考え、振る舞いを記録できる、「Day One」風の体と心の健康に関するアプリを計画しているという。

Appleは、このアプリを6月の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」（WWDC）で発表する可能性があるという。同アプリは、2023年秋にリリース予定の「iOS 17」で提供される可能性がある。

WSJが確認した文書によると、Appleはこのアプリを、ユーザーが日常生活を記録するのに役立つよう設計されていると説明している。このアプリは、他の場所と比較して家で過ごす時間がどの程度か、ある1日にいつもとは違うことがあったかどうかなど、ユーザーの行動を分析し、典型的な1日がどのようなものかを定義する。「Jurassic」という開発コード名のこのソフトウェアは、健康とウェルネスの分野への参入を試みる、Appleの数多くの取り組みの1つだ。その取り組みが最も直接的に見てとれるのは、「Apple Watch」である。

「Headspace」「MoodKit」「Calm」「5 Minute Journal」など、メンタルヘルスに関連するアプリは、消費者向けテック市場にあふれている。しかし、「iPhone」のホーム画面にプリロードできる自社開発アプリは、Appleのウェルネス市場参入に役立つはずだ。

このアプリは、ユーザーのスマートフォンからデータを引き出して、ジャーナルに入力する内容の提案に使用する可能性があるようだ。また、他人との物理的な距離を検出する「All Day People Discovery」機能を搭載するとみられている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。