[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア政府は4日、連邦政府が所有する全ての端末から中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を削除すると発表した。
同アプリはセキュリティー上の懸念から、すでに多くの西側諸国が禁止している。
ドレイファス司法長官は声明で、この禁止措置について「実行可能な限り速やかに」発効すると述べ、適用免除はケースバイケースで、適切なセキュリティー対策が施されている場合にのみ認められると説明した。
これにより、安全保障上の機密情報を共有する枠組み「ファイブアイズ」のメンバー(オーストラリア、カナダ、米国、英国、ニュージーランド)全てがTikTokを禁止したことになる。フランス、ベルギー、欧州委員会も同様の措置を発表している。
豪紙オーストラリアンは3日、アルバニージー首相が内務省の審査終了を受け、政府全体でTikTok使用を禁止することに同意したと報じていた。