アップルのiPhone ProとiPhone Pro Maxシリーズは、先進的な機能で高い評価を獲得しており、小型端末のiPhone SEは、依然としてミッドレンジ市場を支配している。ニュースサイトPhone ArenaのMartin Filipovは、iPhone SEの魅力を次のように語っている。
「2022年の第3世代のiPhone SEは、見た目は古いがパワフルで価格も手頃で、売れ筋ランキングの9位にランクインしている。9年前のデザインを持つデバイスとしてはすばらしい実績だ」
ミッドレンジはスマートフォン市場で競争が激しい分野だが、第3世代のiPhone SEはこのカテゴリを支配し、サムスンのGalaxy A54やグーグルのPixel 6aや Pixel 7aなどに対抗している。この価格帯でアップルのクラウドベースのサービスときちんと連動する端末は、iPhone SEのみであり、このデバイスでアップルのエコシステムに加わったユーザーが、他のメーカーから離れるのは非常に難しいと言えるだろう。
iPhone SEの次期モデルは、この体験を引き続き提供する見通しだが、デザインは、2018年のiPhone XRをベースとしたものに変更されると報じられている。UbergizmoのPaulo Montenegroは次のように述べている。
「アップルは、次のSEのデザインを現状よりもモダンなものにするだろう。多くのテック系サイトも、次期SEの外観が2018年に750ドルで発売されたiPhone XRと似たものになる可能性を示唆している」
価格設定について、アップルは次期SEの価格を400ドル(約5万3000円)から500ドルの間にすると予想されている。Androidのミッドレンジ端末の価格帯は450ドルから650ドル程度であり、2024年に発売のiPhone SEはその下限にあたる価格で、競争力を発揮しそうだ。
第4世代のiPhone SEは、競合他社の幅広い機能に対応しながらも手頃な価格でアップルのエコシステムに参加できるデバイスになりそうだ。1年後の発売が楽しみだ。