Googleは米国時間3月8日、同社が提供する「Google One」のプラン内容変更と機能追加を発表した。具体的には、Google OneのVPN機能「Google One VPN」の提供対象を全てのプランに拡大するとともに、新たなダークウェブ監視機能も米国内で提供するという。
今回の発表まで、Google One VPNは「プレミアム2TB」プラン(月額9.99ドル《日本では1300円》、年額99.99ドル《同1万3000円》)でのみ提供されていた。同機能は今後数週間かけて、「ベーシック100GB」(月額1.99ドル《250円》)以上のプランで利用可能になる。対象は日本を含む22カ国。なお同機能は、「Android」や「iOS」「Windows」「macOS」を搭載したデバイス上で利用でき、Google Oneプランを共有すると最大5人をVPNの保護対象にできる。
Googleは、Google One VPNをより多くのサブスクリプション利用者へ提供していくことに加え、ダークウェブの監視サービスを新たに提供する。この新サービスはダークウェブをスキャンして、ユーザーの名前や住所、電子メール、電話番号、社会保障番号(SSN)などの個人情報が流出していないかどうかを調べるというものだ。ダークウェブでは個人情報がよく販売/取引されているが、アクセスするには専用のブラウザーが必要だ。こうした情報が見つかった場合、Google Oneから通知が届き、対処法を教えてもらえる。
同社によると、例えばダークウェブ上でSSNが見つかった場合、政府に盗難を報告したり、自らの信用情報を保護したりできるようになる。
ダークウェブの監視機能は、今後数週間かけて米国でGoogle Oneのサブスクリプション利用者に提供される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。