Microsoftは現地時間2月6日、2段階認証アプリ「Microsoft Authenticator」のアップデートを公開しました。これにより、このアプリはApple Watchでは利用できなくなります。
Apple Watchでは利用不可に
今回のアップデートのリリースノートには、「この更新プログラムを適用すると、AppleWatchからMicrosoft Authenticatorが削除されます」と記されています。なお、Apple Watchの通知設定では引き続き、AuthenticatorからのiPhoneアラートをApple Watchにミラーリングすることを選択できるということです。
iOS向けMicrosoft Authenticatorは、主に2段階認証を有効にしたMicrosoftアカウントへのログインに使用されていましたが、2018年にApple Watch向けのコンパニオンアプリが登場しました。その後、Microsoftはサポートページにおいて、2023年1月にリリース予定のiOS向けMicrosoft Authenticatorアプリのアップデートで、watchOS向けコンパニオンアプリを削除することを明らかにしています。
同社によると、Apple WatchのOSがAuthenticatorのセキュリティ機能と互換性がないため、watchOS向けアプリの廃止を決定したということです。
ここ数年で廃止されたサードパーティ製watchOSアプリ
Apple Watch向けMicrosoft Authenticatorは、冗長性、またはユーザーからの支持の低さから、ここ数年で廃止されたサードパーティ製watchOS向けアプリのリストに加わることになりました。
他にも、Twitter、Instagram、Target、Trello、Slack、Hulu、UberなどのApple Watch向けアプリが廃止されています。
なお、iPhoneやiPadでは引き続きMicrosoft Authenticatorアプリを利用できます。
2023-02-06 20:22:31