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米Web3スタートアップ、セレブなどから1000万ドルを調達

ブロックチェーン技術を利用した分散型ウェブ「Web3」のインフラを構築する企業Spatial Labsは2023年1月26日、シードラウンドで1000万ドルの資金を調達したと発表した。

ラウンドを主導したのは、ブロックチェーン・キャピタル。同社は、暗号資産交換所大手コインベースや、暗号資産デリバティブ取引レジャーX(LedgerX)にも出資しているベンチャー企業だ。

Spatial Labsは2021年にプレ・シードラウンドを実施しており、今回の資金調達を含めて、同社がこれまでに得た資金総額は1400万ドルになる。同社を創業した起業家のアイドリス・サンドゥ(Iddris Sandu)は25歳で、シードラウンドで1000万ドル以上を調達した初の30歳未満の黒人創業者だ。

シードラウンドには、他の投資家も参加した。まずは、ラッパーのジェイZが共同創業したマーシー・ベンチャー・パートナーズ(MVP)だ。MVPはこれまで、NFTマーケットプレイスBitskiや、暗号資産ハードウェアウォレットLedgerに出資したほか、Spatial Labsが2021年に実施したプレ・シードラウンドにも参加している。

また、セレブやアスリートのエンジェル投資家たちも出資した。

実業者ロナルド・バークル(投資会社ユカイパの共同創業者で、会員制クラブ「ソーホー・ハウス・グループ」の創業者)、音楽プロデューサーのスクーター・ブラウン(Space VC Studio)、元NBA選手のアンソニー・トリバー(Wealthlete Private Equityのプリンシパル)、現役NFL選手のボビー・ワグナー(シアトル・シーホークスで長年プレイし、現在はロサンゼルス・ラムズに所属。ベンチャーキャピタルStudio Fuse Venture Partnersのパートナー)などだ。

Spatial Labsの主力製品は、「LNQ One Chip(リンク・ワンチップ)」。商品に付ける小さなチップで、ブロックチェーン技術を利用し、販売者がそのアイテムが本物であることを認証できる。物理的なモノの真正性や所有者歴、リアルタイムの価値を追跡できるほか、デジタルツインも作成できる。

「意識の高い消費」を後押しするだけでなく、顧客ロイヤルティを促すインセンティブに活用したり、ブランドの二次的収益モデルを開発したりすることも可能だ。

Spatial Labsの創業者サンドゥは、声明のなかでこう述べている。「Spatial Labsがデザインする次世代テクノロジーは、まったく新たなかたちで製品を購入したり、製品と関わったりする若者層を、ブランドと結びつけるものだ。このテクノロジーソリューションを通じて、ブランドに豊かな消費者データを提供するとともに、これまで利用できなかった収益モデルにアクセスできるようになる」

「消費財業界はいま、極めて重要な転換点にある。私たちの中核的な精神と通じ合う、野心的かつ革新的な投資家と手を組むことによって、Spatial Labsは今後も、ブランドや消費者が望む具体的なイノベーションを提供していくことができるだろう」

MVPの共同創業者でマネージングディレクターを務めるラリー・マーカスも、「Spatial Labsはすでに、テクノロジーと文化において驚異的なイノベーションを実現している」と述べる。「サンドゥとそのチームは、鋭い洞察力をもとに、現実の世界と、デジタル界に存在する製品をシームレスに結合し、ユーザーに喜びをもたらす製品を生み出している」

LNQの「オン・チェーン」ネットワークは、サステナビリティに配慮したブロックチェーンプラットフォーム「Polygon」で稼働している。Spatial LabsとPolygonは、2022年12月に初の公式コラボアイテム「Orbs by Spatial Labs' x Polygon」を発表した。これは、ダブルレイヤーコットンのクルーネックTシャツで、シグネチャーのLNQ One Chipを胸部に埋め込んでいる。

今回のシードラウンドで調達した資金は、メディアやエンターテインメントといった他業界への規模拡大、多様化、多角化に向けた事業に投じられる予定だ。


2023-02-05 20:40:51



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