Appleは、同社の新しいMシリーズチップとして「M2 Pro」と「M2 Max」を発表し、これらを搭載した新しい14インチと16インチの「MacBook Pro」と、「M2」とM2 Proを搭載した「Mac mini」を発表した。 Appleはプレスリリースの中で、「M2 Proは、M2のアーキテクチャをスケールアップし、最大12コアのCPU、最大19コアのGPUを備え、最大32GBの高速ユニファイドメモリを実現します。M2 Maxは、M2 Proの能力を土台とし、最大38コアのGPU、2倍のユニファイドメモリ帯域幅、最大96GBのユニファイドメモリを実現します」としている。 M2 Pro/Max搭載のMacBook Pro 2021年10月にリリースされた14インチと16インチのMacBook Proは、蓋部分が緩やかに丸みを帯びていた旧モデルとは異なる、フラットな蓋と角張った四隅を備えたデザインになり、「Touch Bar」が廃止された。Touch Barがまだ搭載されているのは、2022年のM2搭載の13インチMacBook Proだけで、このモデルは、ルックアンドフィールも従来のものが継承されている。 今回の新モデルにおけるチップ世代以外の最大の変更点は、Appleによるとバッテリー駆動時間が最大22時間で、「Mac史上最長のバッテリー駆動時間」になったことだ。また、Wi-Fi 6Eに対応し(これまではWi-Fi 6)、最大60Hzの8Kディスプレイと最大240Hzの4Kディスプレイに対応する、より先進的なHDMIを備える。 Appleによると、M2 Pro搭載モデルは、「Photoshop」の画像処理で前世代の「M1 Pro」より最大40%高速で、M2 Max搭載モデルは、「Cinema 4D」でのエフェクトレンダリングと「DaVinci Resolve」でのカラーグレーディングで、「M1 Max」よりも最大30%高速だという。 新しいM2 Pro搭載14インチMacBook Proは1999ドル(日本では28万8800円)から、M2 Pro搭載16インチMacBook Proは2499ドル(同34万8800円)から。1月17日より注文受付を開始する。 Mac miniは2020年以来初のアップデート Mac miniが最後にアップデートされたのは2020年で、Intel製チップの代わりに「M1」チップが搭載されるようになった。今回は新バージョンとして、M2とM2 Proを搭載する2つのモデルが提供される。 Appleによると、M2搭載モデルは、M1搭載モデルよりもPhotoshopでのパフォーマンスが最大50%高速で、「Final Cut Pro」でのトランスコードが最大2.4倍高速だという。M1 Pro搭載モデルと直接比較した結果は、記載されていない。 AppleがIntel搭載Mac miniの販売を終了したことも注目すべき点だ。 M2搭載Mac miniは599ドル(日本では8万4800円)から、M2 Pro搭載Mac miniは1299ドル(同18万4800円)から。こちらも1月17日より注文受付を開始する。 この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。