AppleWatchの心電図アプリの通知により病院を受診したところ、房室ブロックであることが判明、治療のために埋込み型心臓ペースメーカーを装着し退院できた事例が英国で報告されました。
就寝時に19秒間、心電図波形がフラットな状態が発見
英国人女性のエレイン・トンプソンさんが起床時に、Apple Watchの心電図アプリから「心電図に異常がある」との通知を受け取りました。
トンプソンさんは病院を受診して心電図検査を受けましたが、その際は異常が発見されませんでした。その後、2022年11月にホルター心電図検査にて1週間の心電図を記録することになりました。
結果、トンプソンさんが就寝時に、19秒間にわたり心電図波形がフラットな状態になっていたことが発見されました。
この結果をもとに医師は房室ブロックと判断、トンプソンさんには埋込み型心臓ペースメーカーが装着され、退院することができました。
長女から勧められてApple Watchを使うように
トンプソンがApple Watchを使うようになったのは、2018年4月にてんかん発作を発症して治療したにも関わらず症状が良くならなかったことで、2022年2月に長女から使用を勧められたのがきっかけです。
トンプソンさんは今回の体験について、次のように話しています。
就寝時に19秒間も心臓が止まっていたことを知ったときは、とても恐ろしかった。
私はそのまま目が覚めなかったとしても、おかしくなかったのですから。