Appleは2024年に第4世代iPhone SEを発売すると予想されていましたが、Apple関連の確度の高いリーク情報や予想を行うアナリストのミンチー・クオ氏が、「2024年には第4世代iPhone SEが発売されない可能性がある」と自身のブログで指摘しています。
2024年に発売される第4世代iPhone SEについては、大量生産の延期もしくは生産そのものがキャンセルされる可能性があると報じられていました。
Appleは2024年発売予定の「第4世代iPhone SE」の大量生産を延期もしくはキャンセルする可能性があると報じられる - GIGAZINE
これに続き、クオ氏は第4世代iPhone SEが2024年に発売されない可能性があると指摘しています。発売が中止となった理由について、クオ氏はiPhoneのローエンドモデルの売れ行きの悪さが影響している可能性を挙げています。
なお、2022年9月にはBloombergがミドルレンジモデルのiPhone 14よりもハイエンドモデルのiPhone 14 Proの方が需要が高いと報じており、iPhoneは価格の高いハイエンドモデルの方が需要が高いことが明らかになっていました。
また、第3世代iPhone SEは発売されてからわずか数週間で生産台数が削減されたと報じられています。なお、生産台数が削減されたという報道以降、iPhone SEに関する情報は報じられていませんでした。
Appleが発売からわずか数週間で第3世代iPhone SEの生産台数を削減 - GIGAZINE
iPhone SEは第1世代が発売されてから4年後に第2世代が発売され、それから2年後に第3世代が発売されました。そのため、第4世代iPhone SEは第3世代が発売された2年後の2024年に発売されると予想されています。海外メディアのThe Vergeは「Appleが再び製品の発売タイムラインを混乱させるのを見るのは残念」と記しています。
この他、クオ氏はiPhone向けに5Gモデムチップを製造しているQualcommについて、「Appleは独自の5Gモデムチップの製造に取り組んでおり、このチップをフラグシップモデルに搭載する前に次期iPhone SEでテストする予定だった」と指摘しています。しかし、第4世代iPhone SEの発売が中止となったため、Appleは2024年に登場するであろうiPhone 16シリーズまでは、Qualcomm製の5Gモデムチップを使用する可能性が高いと予測しています。
The Vergeは「これらのニュースはまだ1年先の出来事に関するものであるため、計画が変更される可能性は十分にある」と指摘しています。