台湾の調査会社TrendForceが、iPhone14シリーズの需要と供給がいずれも減少する可能性が高いと報告しました。
供給面での課題
鄭州市における新型コロナウイルス感染症流行がFoxconn鄭州工場に与えている影響は大きく、増産中だったiPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxの生産にもおよんでいるようです。
そのため、2022年第4四半期(10月〜12月)のiPhoneシリーズ全体の出荷台数は200万台〜300万台減少し、通年では2億3,700万台になると、TrendForceは予測しています。
需要が減少と予測
需要の面では、iPhoneシリーズ全体のおよそ20%を占める中国市場での販売台数減少により、2023年第1四半期(1月〜3月)の出荷台数がこれまで予測されていた5,200万台から400万台〜600万台減少し、4,800万台になる可能性があると、TrendForceは述べています。
こうした状況を打開するため、AppleはiPhone14を値下げして販売台数増加につなげるとの観測もありますが、日本にでは円安が進行しているため、値下げ分とで帳消しになり、販売価格が変わらないことも考えられます。