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M2 MacBook Air、かなり良いマシーンよ?2つの”偏見”を正したい

M2 MacBook Airを生活に取り入れてから1カ月以上経ち、14インチMacBook Proとの使い分け方も落ち着いてきた。外部ディスプレイに繋いで作業する際はMacBook Proがメインだが、出先などではMacBook Airが大活躍している。

各所で公開されているM2 MacBook Airのレビューを見ていると、2つの”偏見”が見受けられる。1つ目は、「MacBook Airは”エントリーモデル”であり負荷のかかる作業はこなせない」。2つ目は、「ストレージやメモリなどの構成をカスタマイズするのであれば14インチMacBook Proのほうが適している」。

いずれも完全に間違った指摘ではないが、同時にM2 MacBook Airが過小評価されている気がしてならない。本記事では2つの”偏見”について、意見をまとめた。参考にしてもらいたい。

「M2 MacBook Airでは十分なパフォーマンスが得られない」

かつてのMacBook Airは「エントリーモデル」という印象が強かった。実際にMacBookシリーズのラインアップの中ではMacBook Proが上位機種と位置づけられているが、だからと言ってMacBook Airの性能が不足しているということは全くない。

Intel時代はMacBook Airでできることは限られていたが、Appleシリコン時代になってからは、MacBook Airでも16インチMacBook Pro(2019)を上回るパフォーマンスが発揮できるようになった。

自分自身の使用経験とネット上に公開されている情報を総合すると、M2 MacBook Airは長時間に渡って本体に負荷がかかる作業には向いていない。つまり動画の編集などは可能だが、動画の書き出しは時間がかかる。

長時間にわたって負荷がかかるということは、チップが全力で自転車を漕いでいる状態。当然暑くなるが、M2 MacBook Airには冷却ファンが内蔵されていない。全力で走り続けるとヒートアップして故障する恐れがあるため、強制的に漕ぐスピードを落とす。これがいわゆるサーマルスロットリングと呼ばれる現象だ。

MacBook Proシリーズは冷却用ファンが内蔵されている。高負荷が続いてもファンが冷やしてくれるため、全力で漕ぎ続ける時間が長い。

長い時間を漕ぎ続けるには向かないが、スプリントは得意だ。特にM2チップはM1シリーズのチップよりもシングルコア性能が向上しており、短距離走には分がある。概ね5〜7分程度であれば、M2チップは十分に張り合える。

僕が日頃行う負荷の高い作業は、4,500万画素のRAWデータの書き出し。約300枚の書き出しには2倍以上の差が開いたが、30枚程度であれば差はない。M2 MacBook Airは決して「非力」なデバイスではない。

「スペック上げるなら14インチMacBook Proを買ったほうがお得」

ハードウェア仕様と価格を見て「M2 MacBook Airを16GBのRAM、1TBのSSDにするなら、14インチMacBook Proを買ったほうがいい」という主張は多いが、これはあまりにも雑な結論だ。

14インチMacBook Proのハードウェアは、M2 MacBook Airと比べてあらゆる面で勝っている。ProMotionに対応したミニLEDディスプレイ、Thunderbolt 4ポートが3つ、SDカードスロット、HDMIポート、高いパフォーマンス、外部ディスプレイとの相性の良さ。しかしこれらが優位性になるかどうかは、使う人次第だ。

軽さや電池持ちを重要視する場合、作業内容がM2チップで十分に耐えられるのであれば、間違いなくM2 MacBook Airを選ぶべきだ。サイズはほぼ同じだが、薄さは大きく異る。重さは360gの違いだが、違いは確実に感じられるはずだ。

長時間背負ったまま移動するのであれば、軽いほうが良い。電源を確保できる可能性が低いのであれば、電池持ちが優れているほうが良い。日頃の使い方次第でM2 MacBook Airと14インチMacBook Proを選ぶべきだ。

軽さと電池持ちは大事な要素だ。優先度が高ければ、あえて数万円高い14インチMacBook Proを選ぶ必要はない。

負荷の高い作業をするならMacBook Proという時代は過去のもの

Appleシリコンのお陰で、Macの性能は劇的に向上。全体的に底上げされ、かつてエントリーモデルだったMacBook Airは当時で言うミドルレンジ以上、場合によってはハイエンドとしてのポテンシャルを持つ。

Macは頻繁に買い換えるものではない。将来的に負荷のかかる作業にも対応できるようにするため、MacBook Proを選ばなければならない時代は終わった。MacBook Airでもこの先数年間は困らないはずだ。

「負荷のかかる作業」の代名詞とも言える動画編集も、MacBook Airで十分にこなせる。動画制作を生業としているYouTuberでも、M2 MacBook Airをメインマシーンとして毎日発信している人も多い。パフォーマンスを追求するのであればMacBook Proだが、アクティブに過ごす彼らのライフスタイルにおいて、軽さと電池もちのほうが優先するべき項目なのだろう。

これからの時代のMac選びにおいて、パフォーマンスの心配はいらない。自分のライフスタイルにマッチするかを最優先に考え、最適な製品を選ぼう。


2022-10-09 18:55:33



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