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EVの普及を阻む集団心理に由来する私たちの中にある障壁

子どもや親戚に影響されないのであれば、おそらくあなたは(最低でも)2035年までに3つの自動車購入を決定していることだろう。これは、住宅ローン以外の毎月のコストという点では、食料のインフレコストを除けば、依然として2番目に大きな決断となる。

米国政府が7500億ドル(約103兆円)を投じて行う環境保護対策は、ほとんどの人にとって遠い話のように思えるかもしれないが、今、私たちはそれぞれ個人的に決断できることがある。同時に私たちは、偶然かもしくは大幅に増加した人類が排出する炭素によって悪化した環境変化の中で生きている。

米国だけで、交通機関が排出する二酸化炭素が全体の27%を占めている。そのことについて考えてみよう。排出量をゼロにする、あるいは大幅に減らすことのできる力を想像してみよう。私たち1人ひとりができる小さな一歩だが、これは私たち自身、私たちの子どもたち、子どもたちの子どもたちそして隣人のために真剣に考えなければならない決断だ。

では、自分がEVに移行できるかどうか、どう判断したらいいのか。

テキサス州オースティンを拠点とするCambia Information Groupの調査を元に以前書いたように、私たちは今、2つのとても特徴的な正反対の立場にある。一方は「ガソリン好き」だ。基本的には8人に1人がそれにあたる。彼らは一般的に、それが新車に法的に要求されたとしても、自分や他の人がEVに変更することはないと思っている。もう一方は、EVに完全に移行する人々だ。7%の少数でやや脆弱なグループは、2027年までにEVが内燃機関を(少なくとも50%)上回ると考えている。これは、今の政治の風景にかなり似ている。そうとても極端だ。

極端な対立は、大衆を代表することはできず、率直にいってこの世界の長期的な方向性を動かすこともできない。EVをどこで、どのように、そもそも買うかどうか決めていない81%の人たちが、輸送による炭素排出について決断するのだ。つまり、自分の行動や自動車を購入する友人や親戚そして自動車を所有するようになる子どもたちにこのことをどう話すかによって、私たち1人ひとりがこの現実を実現する力を手にしている。

もしあなたが81%のうちの1人なら、60の質問に基づいた10秒間の検査に参加して、あなたが地球上の二酸化炭素排出量を減らす手助けをしたいかどうか、そしてどのように、いつしたいかを調べてみよう。たった3つの質問で、あなたがどのグループに入るか、そしていつEVに移行する可能性があるかを知ることができる。

答えの好き嫌いは別として、この調査では500人以上の米国成人が全米でインタビューに答えており、この地図のどこに位置するのか、未来はどうなるかがわかる。今すぐアクセス(Webページのトップにある)して、10秒から15秒かけてEVの真実を見つけて、それから以下の3つの簡単な質問を自分にしてみよう。

・あなたは本当にEVが環境に優しいと思っているだろうか?:もしそうでないなら、EV革命に参加することはないだろう

・あなたはEVの利点について自分自身を教育するために少しの時間(数時間)かける準備ができているか?:もしそうでなければ、100年以上の経験から脱却することはできないだろう

・EVを一過性のブームと思っているか?:もしそうなら、いずれはEVのバンドワゴンに乗るかもしれないが、あなたやあなたの家族、コミュニティの二酸化炭素排出レベルを変えるために何年も無駄にすることになるかもしれない

EVの充電代がガソリンより高いと思っているなら、現在のガソリンの価格高騰を踏まえたとしても、それが真実ではないことが理解できないだろう

また、EVが内燃機関車より信頼性が低いと思うなら、以下の質問を自分に問いかけてみよう。2000個の部品があるもの(内燃機関)が、20個の部品しかないもの(電気自動車)よりも信頼できるだろうか。56%の人が、その非論理的な答えを信じている。政府の調査によると、内燃機関自動車は電気自動車に比べて100倍も故障や炎上を起こしやすいそうだ。

私たちには選択肢があり、EVの未来への道筋もあるかもしれない。このような技術の急速な普及を阻む障壁の多くは、私たちや集団の心理に関係している。EVは内燃機関よりも故障が少なく、燃料費も安く済むのだ。



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