折りたたみスマートフォンは徐々に普及しつつありますが、高コストである点がシェア拡大のネックです。
コストが高いのは端末費用だけでなく画面修理費用も同様でしたが、SamsungはGalaxy Z Flip4/Fold4の画面修理費用を格安にすることで消費者の心理的障壁を下げようとしています。
画面修理費用が高額な折りたたみスマートフォン
これまでのSamsung製折りたたみスマートフォンは画面の修理に多額の費用がかかっていました。
月々に11ドル(約1,500円)のCare Plusと呼ばれる保証サービスに入っていたとしても249ドル(約33,000円)必要と、iPhone13 Pro Maxの3,700円(画面ひび割れ時の見積費用、AppleCare+加入時)に比べてかなり高額です。
また、折りたたみスマートフォンは通常のスマートフォンに比べて柔らかい素材を画面に用いており、可動部であることから負荷もかかりやすく、この修理費用が消費者にとって購入時の心理的障壁になっている可能性があります。
画面修理費用を249ドルから29ドルに値下げ
そこでSamsungは、Galaxy Z Flip4/Fold4の画面修理料金を大幅に値下げしました。
その費用はCare Plus加入時に29ドル(約3,900円)と、1/8以下に値下げされています。iPhoneの修理価格に近く、これを意識した料金設定なのかもしれません。
この価格で折りたたみスマートフォン用の画面にかかるコストがまかなえるとは思えませんが、それほど修理費用の高さが消費者にとって購入時の大きな懸念点だったということなのでしょう