イタリアの高級スポーツカーメーカー、ランボルギーニの元幹部がAppleに入社し、同社の電気自動車開発に携わることになったとBloombergが報じています。
ランボルギーニ勤務20年のベテランがAppleに
Appleが採用したのはランボルギーニ勤務20年のベテランで、シャシー及び車両力学工学/研究開発部門で責任者を務めていたルイジ・タラボレッリ氏です。タラボレッリ氏のLinkedInのプロフィールには、「20年以上にわたって自動車業界で素晴らしい車を設計すると同時に、会社のビジョンや使命を果たすために、自分のチームを適応させ再編成することに携わってきました」と記載されています。
Appleは、2014年から電気自動車の開発に取り組んでいると噂されてきました。このプロジェクトは引き続き、Apple Watchのチームでも主導的な役割を担うケビン・リンチ氏と、機械学習・人工知能戦略担当上級副社長ジョン・ジャナンドレア氏が指揮をとります。
Apple Carの最新のデザイン
今月初めThe Informationが、Apple Carの最新のデザインでは、内側に向いた4つのシートとフォルクスワーゲン「ビートル」の屋根のような曲線のある天井が採用される見込みだと報じました。また、Appleは米国運輸省道路交通安全局から、ハンドルやブレーキのない車両を解放する許可を得ようとしているとも伝えられています。
Bloombergのマーク・ガーマン記者とアナリストのミンチー・クオ氏は、同社が2025年の電気自動車の発売を目指しているものの、このプロジェクトは数多くの指導者の交代やその他の技術的な課題に直面しており、販売時期は今後も延期される可能性があるとしています。