LINEの便利な機能をこれまでに何度か紹介しましたが、それらの多くに共通するのが「長押し」で設定すること。トーク一覧から友人のアイコンを長押しすることで「ピン留め」設定ができたり、メッセージを長押しすると「スクショ」ができたりと、さまざま機能があります。
これらはすべてLINEのアプリ内の話で、色々使っているうちに「そもそもスマホのホーム画面にあるLINEアプリのアイコンを長押ししたらどうなるか」が気になりました。試したところ、ちょっと便利な機能があったのでご紹介します。
LINE Payが使いやすくなる
アプリのアイコンを長押しすると出てくるのは、「新規トーク」「コード支払い」「QRコードリーダー」「通知の一時停止」「直近でやりとりしたトークルーム」の5項目。
今回試した端末はAndroidで、LINEのバージョンは12.10.1。iOSでも同じ項目が出てくることを確認しています。
コード支払いをタップすると、LINE Payの決済に使うバーコード画面に遷移するのですが、これが地味に便利。たまにLINE Payを使うのですが、バーコードを出すまでに「LINEアプリを開く→ウォレットタブをタップ→バーコードアイコンをタップ」と手順が多く面倒だったのです。
それがアプリアイコンを長押しして「コード支払い」を選択するだけになったので、会計時にモタモタせずスムーズに決済できるようになりました。
「コード支払い」をタップすると、LINE Payの決済に使うバーコード画面にダイレクトにアクセスできます
専用のLINE Payアプリをインストールすれば、他のキャッシュレスアプリと同じようにアプリを開くだけでバーコードが表示されます。ですが、筆者はモバイルSuicaをメインで使っているので、サブ利用のLINE Payのためにアプリをインストールしたくないという状況でした。
LINEはトーク機能がメインなので決済画面までが遠いのがネックでしたが、アイコン長押しで手順をスキップできるのはありがたい仕様です。
LINEアプリからLINE Payを使う場合、通常だとアプリを開いてからウォレットタブをタップする必要があります
通知の一時停止やQRコードリーダーも直行
アイコン長押しで出てくる「通知の一時停止」もたまに使います。通知はトーク相手によって個別にON/OFFの設定ができますが、会議中や就寝時など一括で通知をオフにしたいときは一時停止が便利です。
「1時間停止」と「午前8時まで停止」の2パターンから選べるので、会議前で忙しいときもアイコン長押しでサクッと「1時間停止」の設定ができます。
1時間停止か、午前8時まで停止を選べます
このほか「QRコードリーダー」項目をタップすると、名前の通りですがQRコードを読み取るリーダー画面に移ります。
リーダー下部にある「マイQRコード」をタップすると、自分のLINEアカウントのQRコードが表示されます。新しく知り合った人とLINEのアカウントを交換するときに便利なようですが、「オフラインで初対面の人とLINEを交換する」場面が筆者にはないので今のところ出番はないです。QRコードリーダーもダイレクトにアクセス。自分のLINEアカウントのQRコードも表示できます
TwitterやGmailも長押し
他のアプリでアイコンを長押しするとどういった機能が出てくるのか気になったので試してみました。
Twitterは「検索」「新規投稿」「直近でやりとりした相手とのDM」項目が、Instagramでは「カメラ」「新規投稿」「アクティビティ」「メッセージ」項目がダイレクトで使えることがわかりました。
便利だったのはGmail。長押しすると、登録しているアカウントが表示され、どのアカウントのメールを確認するか選択できます。筆者はGmailのアカウントを仕事用とオンラインストアの登録用で分けているので、長押しでアカウントを切り替えられるのは便利でした。
余談ですが、筆者がLINE Payを使っていたのは、多くのキャッシュレス決済サービスが始まったときに、メインバンクとして使っている三菱UFJ銀行と紐付けられるのがLINE Payだったから。PayPayやd払いはサービス開始当初、三菱UFJ銀行からだと口座チャージができなかったのですが、今はどちらも対応済みです。
普段筆者はモバイルSuicaをメインに使っていますが、クレジットカードでオートチャージにしているため、すべてモバイルSuicaで支払っているとクレジットカードの請求額が結構な額に。薬局などでまとまった額を払うときは、銀行口座の残高が使えるキャッシュレスサービスを極力使うようにしています。
ですがLINE Payは、口座チャージから決済するとポイントが貯まりません。ポイント還元が魅力的なd払いが三菱UFJ銀行からの口座チャージに対応したのを機にLINE Payはあまり使わなくなってしまいました。友人との割り勘などで送金サービスを使うことはあるので、残高はこのまま取っておこうと思います。